原木をチェストに入れるだけで燃料が勝手に補給される自動かまどを作りました。レッドストーン回路を使うので作るのは少し大変ですが、燃料出し入れの作業がなくなり大変便利です。




全体像と必要な材料

全体像はこんな感じ。横幅4マス、高さ7マス、奥行き4マスのスペースを使います。
燃料自動補給かまどの全体像

最上段のチェストが精錬するアイテムを入れるチェスト、真ん中のチェストが木炭の入るチェスト、下段のチェストが精錬後のアイテムが入るチェストです。

精錬後のアイテムが木炭だった場合、アイテムエレベーターで上に持ち上げられて中段のチェストに格納されるため、燃料の補給作業をしなくてよくなります。

このかまどを作るために必要なアイテムは以下のとおり。

チェスト 4個
ホッパー 5個
かまど 1個
レッドストーンコンパレーター 2個
レッドストーンリピーター 2個
レッドストーントーチ 5個
レッドストーンダスト 3個
ドロッパー 4個

レッドストーンコンパレーターのクラフトにネザークォーツが必要なので、あらかじめネザーに行って取ってくる必要があります。ホッパー用の鉄鉱石も集めておきましょう。




燃料自動供給機能付き自動かまどの作り方

この装置は材料を集めるのが少し大変なだけで、建築はそれほど難しくありません。アイテムがそろい次第、建築にチャレンジしてみてください。

自動かまどの作成

かまどを地面から5ブロック目に設置し、まわりにホッパーとチェストを設置していきます。

下画像のような配置で、かまどの周囲にホッパーとチェストを設置します。
かまど周囲のホッパーとチェスト

かまどの横のホッパーはかまどに、かまどの下のホッパーは隣のチェストにつながっています。これらはかまどへのアイテム格納・排出を自動化する仕組みです。

上の画像では、かまどと地面のあいだを4ブロックあけて設置しています(地面から5ブロック目にかまど)。装置の高さをおさえたい場合は低い位置にかまどを置いてもOKですが、その場合はあとから作る回路を地面に埋め込む形になってブロックの設置にやや手間がかかります。

木炭運搬用ドロッパーの設置

次は木炭を持ち上げるためのドロッパーを設置していきます。

下画像の位置に4つ、上向きで設置します。
設置されたドロッパー

かまどの横につなげたホッパーの隣が最上段となるように、ドロッパーを4つ上向きで積み上げます。

また最下段のチェストの下にホッパーを2つ重ねて設置します。これらのホッパーのうち、チェストのすぐ下のホッパーはどこにもつながらないようにおきます。このホッパーは、

1.ホッパーをおく場所のとなりに仮のブロックをおく
2.仮ブロックにホッパーをつなげる
3.仮ブロックを壊す

という流れで設置できます。一番下のホッパーはドロッパーにつなげるようにしましょう。

つみ上げたドロッパーの上に、チェストを設置します。
ドロッパー上のチェスト

ドロッパーの上にチェストを設置すると、隣のチェストとくっついてラージチェストになります。ドロッパーによって運ばれた木炭はいったんこのラージチェストの中に格納され、かまどの燃料がなくなったときにホッパーで吸い出されてかまどに入ります。

ここにある程度の木炭をためておけば、松明を作りたいときに取り出せて便利です。

アイテム仕分け機の設置

精錬がおわってチェストに排出されたアイテムのうち、木炭だけを取り出すための設備をつくっていきます。

どこにもつながっていないホッパーの隣に、レッドストーンコンパレーターを設置します。
設置されたコンパレーター

このコンパレーターはホッパーに入っているアイテムの数を検知するためのものです。向きに注意して設置してください。

次にコンパレーターの先にレッドストーンダストを1つおき、その先で一段下がってレッドストーンダストを1つおきます。
設置されたレッドストーン

さらに下画像のように、レッドストーンリピーターとレッドストーントーチを設置します。
設置されたリピーターとトーチ

レッドストーントーチが一番下のホッパーの下に設置されていればOK。レッドストーンリピーターの遅延は必要ありません。

最後にどこにもつながっていないホッパーに、下画像のように木炭を入れておきましょう。

左のマスから、18、1、1、1、1と木炭を入れます。
ホッパーに入れる木炭の数

全てのマスが木炭で埋まっていて合計22個になっていれば、違う入れ方でも構いません。

アイテムエレベーターの回路設置

木炭を持ち上げるドロッパーに動力を伝えるためのレッドストーン回路を作っていきます。

ドロッパーの横で、下画像のように階段状にブロックを設置します。

丸石や土ブロックなど、レッドストーン信号を通すブロックなら何を使ってもOKです。
土台のブロック

レッドストーン、レッドストーントーチ、コンパレーター、リピーターを下画像のように設置します。
回路の設置

一番下のドロッパーの横に、コンパレーターを設置します。

コンパレーターの先のブロックは、側面にレッドストーントーチを設置。

そのトーチの下にレッドストーンダストをおき、その隣にドロッパー方向に向けてリピーターを設置します。

リピーターの先にあるブロックには、レッドストーントーチを設置(ドロッパーの下)。このトーチを忘れがちなので注意しましょう。

最後に、上に動力を伝えるためのレッドストーントーチを画像のように設置すれば完成です。

統合版(BE)の場合

統合版(BE)で試したところ、この回路ではアイテムエレベーターがうまく動きませんでした。統合版では以下の回路で試してみてください。

BEの回路。リピーターの遅延はなしでOKです。
BE版の回路

Java版でこの回路を使う場合、画像のようにリピーターを遅延させておかないとアイテムエレベーターが止まってしまうことがありました。統合版では遅延なしでOKです。

この自動かまどの使い方

最初にかまどの燃料を確保するために、最上段のチェストに原木をたくさん投入しましょう。燃料補給用のチェストに木炭がたまるまでには、少なくとも6スタック以上の原木を投入する必要があります。

木炭がたまったあとは、精錬したいアイテムを最上段のチェストに入れていけばOKです。たまに原木もいれるようにすれば、木炭だけ自動で振り分けて燃料として使ってくれます。

精錬後のアイテムがたまりすぎないように注意

精錬してできた木炭はかまどの下のチェストに格納されたときに燃料側に振り分けられ、ドロッパーで上のラージチェストまで運ばれます。

そのため下のチェストがアイテムでいっぱいで木炭がチェストに入らないと(手前のホッパーでストップしてしまうと)、燃料が補給されないので注意が必要です。

かまど下のチェストには、つねに木炭が入るだけのスペースを確保しておきましょう。チェストを増設してラージチェストにしておいてもいいですね。

精錬には時間がかかる前提で

この装置ではかまどを1つしか使っていないので、たくさんのアイテムを精錬しようとするとかなり時間がかかります。急いで精錬したいアイテムがある場合は、かまどの上のホッパーの左端にアイテムをいれるなどして対応する必要があります。

かまどの増設もできなくはないですが、少し大変です。

木炭がたまりすぎないように注意

この装置は燃料補給用のラージチェストが木炭でいっぱいになっても、木炭の生成が止まりません。

ラージチェストがいっぱいなのに木炭が生成されつづけるとアイテムが詰まって動かなくなるので、たまに木炭の在庫量をチェックするようにしてください。

たまってきたら、松明の材料として使ってしまいましょう。

ということで、燃料自動補給かまどの作り方でした。拠点一箇所につき一台はほしい!というくらい便利な装置です。ぜひ作ってみてください。