廃坑を探検したいけど、なかなか見つけられない!そんなときはチャンクエラーを利用すると、見つけることができるかもしれません。今回は、マインクラフトのワールドの成り立ちと、チャンクエラーについて詳しく紹介したいと思います。
ワールドの成り立ち
マインクラフトのワールドは無限に広がっていますが、ゲーム開始時にその全てが読み込まれるわけではなく、プレイヤーが動いたときに必要なぶんだけ(プレイヤーの近くだけ)が読み込まれるという仕組みになっています。その際の地形の読み込みは、「チャンク」ごとに行われます。
チャンクとは
チャンクとは、幅16ブロック、奥行き16ブロック、高さ256ブロックの範囲のことで、マインクラフトの世界は、このチャンクがいくつも敷き詰められる形で成り立っています。各チャンクが含むもの、例えば、一番下には岩盤があって、その上には溶岩があって、その上にちょっとした空洞があって、そこからずっと地上までは石が敷き詰められていて、地上の地形は山のようになっていて、オークが生えていて・・ということは、シード値によってあらかじめ決められていて、同じシード値を入力すれば、いつでも全く同じマップが生成されます。
1チャンクの大きさ。
チャンクの境目を可視化する方法
各チャンクの境目は、F3キーとGキーを同時に押すと、表示させることができます。
チャンクの境目を表示させた状態。
上画像の、黄色と青の線で囲まれている範囲が、1チャンクです。スライムトラップを作るときなどは、チャンクの範囲を確認する必要があるので、この方法で可視化しながら作業するといいです。
境目の位置は、座標の計算によっても知ることができます。1チャンクは16×16の範囲なので、16で割り切れる座標がチャンクの境目です。
チャンクエラー
冒険していると、たまにマップの一部が生成されずに世界がすっぽり抜け落ちてしまったようになることがあります。
マップが抜け落ちて地下が丸見えに。
抜け落ちた部分の下を見てみると岩盤すら無く、奥には空のような空間が広がっています。マップと空洞の境目は崖のように切り立っていますが、その境目に行ってみても、下に落ちることはできません(そこから先に進めない)。でも、隣のチャンクの地下にあるものは丸見えです。
これが、なんらかの原因でチャンクが読み込めなかった時に起こる「チャンクエラー」です。チャンクエラーは、ゲームを一旦終了してからワールドに入り直すと、簡単に直すことができます。また、チャンク内のブロックが更新されるとチャンクがリロードされるので、近くに松明を設置したりして、チャンク内のブロックの明るさを変えてやると直ることもあります。
チャンクエラーで廃坑探し
チャンクエラーを起こすと、隣接するチャンクの地下が丸見えになります。廃坑探しの何が大変かというと、「存在が見えない」ことです。洞窟を探検したり地面を掘ったりして、その深さに行かなければ、そこにあるかどうかがわかりません。しかし、地下の様子が丸見えだったらどうでしょう。とても簡単に見つけることができるはずです。
ただ、問題なのは都合よくチャンクエラーが起こってくれるかということ。実際、普通にプレイしているだけでは、そうそうチャンクエラーは起こりません。そこで、意図的にチャンクエラーが起こりやすい状態を作り出し、地下の様子をのぞき見る方法があります。
ワールドをクリエイティブモードで再生成
クリエイティブモードを使うので、同じマップをクリエイティブで再生成します。セーブデータを選択する画面で、下の「再生成」ボタンをクリックすれば、全く同じマップが作られます。サバイバルのワールドを再生成するときは、クリエイティブモードに変更することをお忘れなく(画面中央あたりに出てくるボタンで変更可能)。
ビデオ設定で描画距離の変更
ワールドが再生成できたら、次にビデオ設定で「描画距離」を変更します。この設定は「どこまで画面にワールドを表示するか」という設定で、2~32チャンクのあいだで選択できます。数値が大きくなればなるほど遠くまで見えるようになりますが、スペックの低いパソコンの場合は、処理が追いつかなくて快適にプレイできなくなります。
この「快適にプレイできない状態」をあえて作り出すことで、意図的にチャンクエラーと同じような状態を起こすことが可能です(32に設定しても快適にプレイできる高スペックPCの場合、この方法は使えません)。私の場合は通常8チャンクの設定なので、16くらいに変更します。
描画距離の設定だけではあまり重くならないようだったら、グラフィックスを「処理優先」から「描画優先」に変更したり、パーティクルの表示を「全て」にしたり、ミップマップレベルを4にしたりすると、処理を重くすることができます。
飛行しながら廃坑を探す
ビデオ設定を変更したら、あとは一定方向に飛び続けるだけです。しだいにプレイヤーの移動にチャンクの読み込みが追いつかなくなり、表示されているチャンクを追い越すことができます。なかなか追い越せない場合は、いろんな方向を振り向きながら飛んでみるか、描画距離をもう少し遠くしてみます。飛行中にCtrlキーを押すと、飛行速度が早くなるので試してみてください。
表示されているチャンクの端を追い越したら、振り向いて地下の様子を確認。そのまま後ろ向きで飛び続ければ、表示されるチャンクの地下を順にチェックしていくことができます。
空を飛んでいるので、廃坑をはっきりと見ることはできません。めちゃくちゃ小さいので見逃さないように注意しましょう。土の色とはちょっと違う茶色(木材の色)が見えたかな?クモの巣の白い色が見えたかな?松明の明かりが見えたかな?と思ったら、地下を掘って確認してみてください。
一番手間のチャンクの地下と、左側のチャンクの地下に廃坑があります。
見つけることができたらあとは座標を確認し、サバイバルのワールドでその座標に行けばOKです。ちょっとしたズル技ですが、どうしても廃坑が見つけられない場合は、試してみるといいかもしれません。
1.9アップデート追記
1.9へのアップデートでチャンクの読み込み方が変わったようで、チャンクの側面が表示されなくなりました。また、読み込み速度が早くなったので、チャンクエラーも起きにくくなった感じがします。ソフト的には改善されているということですが、そのおかげで上記の廃坑の探し方が使いにくくなりました。ただ、全く使えなくなったわけではありません。
地下の構造から判断
チャンクの側面が表示されなくなり、以前のような断崖絶壁が見れなくなりました。その代わりに、地下の構造が以前よりも透けて見えるようになっているので、透けて見える構造から、地下に廃坑があるかどうか探しましょう。
海のほうが透けやすいです。陸地はすぐに地表が表示されて透けにくい。
廃坑かもしれないもの発見。
赤枠で囲ったあたりに見える、縦に垂直に伸びた棒状の陰や、オークの木材が積み上がっているかのような陰が見えたら廃坑の可能性があります。
拡大してもよくわからないですが、
この形や、
この形が見える気がします。
茶色っぽくて明るい場所も要チェック
たまに地下の溶岩などが、綺麗に透けて見えることがあります。これは「明るさ」があるからで、廃坑に設置された松明の明るさで、廃坑が見えることがあります。もし茶色っぽくて明るい場所があったら、そこもチェックしてみましょう。
赤枠で囲ったあたりが明るくて茶色っぽいです。
拡大してもよくわからないですが、実際は移動しながら見るので、坑道っぽい形(まっすぐに伸びた通路)はわかります。
表示されるのは一瞬。近づくとチャンクが読み込まれて座標がわからないことも多く、目測で掘っていかなければいけなかったりするので、実際に廃坑にたどり着くにはある程度の慣れが必要です。
ということで、マインクラフトの世界の成り立ちと、チャンクエラーを使った廃坑の探し方の紹介でした。実はクリエイティブでは、locateコマンドやgamemodeコマンドを使うことで、もっと簡単に廃坑を探し出すことができます。詳しくは、以下の記事を読んでみてください。
スペクテイターモードで探せば…
それな
昔の記事なんでしょう(1.9更新の話も書いてるし)
locateコマンドは1.11からだったと思うんで
古いバージョンでまだ遊ぶ人には役立つかも?
確かに
/locateコマンドって読み込み範囲内に探したい建造物がないときはエラーになるから、コマンドで見つからないときは使えるかも?