いつか作りたいと思っていた、水流式のトラップタワーの建築に挑戦しました。湧き層の床面積は以前作った天空トラップタワーの約76%に減少しているものの、アイテム取得数は2.8倍に。レッドストーン回路のせいで少し重いですが、効率のいいトラップタワーになりました。今回は水流式トラップタワーの作り方の紹介です。




コチラを合わせてお読みいただくと、今回の内容がわかりやすくなるかと思います。

水流式天空トラップタワーの仕組み

このトラップタワーは、湧き層でスポーンさせたモンスターを水流で一箇所に集めて落下死させる、または落下ダメージを与えて倒しやすくするという仕組みになっています。落下ダメージでモンスターを処理する点が同じなので、大まかな構造は以前のものからあまり変わっていません。

こんな感じの構造物です。
水流式天空トラップタワー

湧き層の仕組み

今回も地上(地下)の湧き潰しを省略するために上空に作成しますが、湧き層にはディスペンサーを使って水流を発生させ、スポーンしたモンスターを強制的に水路に落とすような仕掛けをつけていきます。

湧き層

水入りバケツを入れたディスペンサーに信号を送り、湧き層に水流を発生させます。
水流発生の仕組み

水流が発生すれば、モンスターは強制的に水路に落とされます。以前のトラップタワーではトラップドアを使ってモンスターが水路に落ちるのを待っていた部分が、強制的に水路に落とす仕組みに変わったとこで、効率がかなり向上しています。

また、この方法ならモンスターが動いていようがいまいが関係なく水路に落とすことができるので、プレイヤーから24~32マスといった距離にこだわる必要もありません。上に階層を積み重ねていくこともできます(ただ、だからといって層を重ねれば効率が上がるわけでもなさそうです)。

ディスペンサーへ信号を伝えるためのタイマー。
レッドストーンタイマー

ディスペンサーへは、大量のリピーターで作ったタイマーで信号を送っています。もっと省スペースでスマートな方法もありそうですが、今回はわかりやすくリピーターを大量につなげる形でタイマーを作りました。レバーをONにしたときにパルサー信号を伝えて作動させます。使用しないときはOFFにすることもできるようになっています。

延長が目的のリピーター以外は、遅延を最大にしてあります(設置後3回右クリック)。このタイマーによって、水が流れる → モンスターが流れきったくらいのタイミングで水が格納される → しばらく水が流れないので、その間にモンスターが湧く → 水が流れる→・・・という動作を周期的に繰り返してくれます。

処理層の仕組み

今回も、経験値回収とアイテム回収をレバーで切り替えることができるようになっています。

落下地点・アイテム回収地点

経験値回収モード。
経験値回収モードの落下地点

レバーを上げた状態だと手前のガラスが開き、奥からハーフブロックがせり出してきます。上から落下してくるモンスターはこのハーフブロックの上に着地するので、ガラスの隙間に入って攻撃します。

1マスに25体以上のモンスターがいると窒息ダメージを受けるようになったので、今回は落下地点を横3マス分に広げてあります。攻撃に剣を使用すれば、スウィープ攻撃でまとめてダメージを与えることが可能です。

アイテム回収モード。
アイテム回収モードの落下地点

以前のトラップタワーでは、落下するはずのチビゾンビが隙間から出てきて、放置していたらいつの間にかゲームオーバーになっていたといったことがあったようなので、その対策としてアイテム回収モードのときに壁を作るようにしました。これでもまだピストンヘッドの部分に隙間があるのですが、私が試した限りでは隙間からチビゾンビが出てくることはなかったです。

アイテムエレベーターも、以前のものだと途中で詰まってしまう場合があるようなので(私の環境ではちゃんと動いてくれるんですけど)、アイテム検知の信号を使って動かすのではなく、常にクロック回路を動かしておくようにしました。このクロック回路のせいでかなり重くなってしまいましたが、アイテムを回収しているあいだは操作しないようにする(放置する)ということで、妥協しています。10分も放置すれば、大量のアイテムがチェストにたまっているので、我慢できるかなと。

水流式天空トラップタワーの作り方

では、いよいよ作り方の説明です。各層の高さに関する設計図は次のような感じになっています。

設計図。
水流式天空トラップタワーの設計図

まずは建築の基準にするためにも、「待機場所」を作っていきましょう。

モンスターを倒したり、スイッチの操作をしたりする部分です。
待機場所

待機場所の位置

待機場所(狩り場)は、地上から129マス以上の高さに作成します。なぜこの高さなのかというと、地表の湧き潰しを省略するためです。トラップタワーの効率を上げるには、湧き層以外にはモンスターが湧かないようにしなければいけませんが、モンスターが湧くのはプレイヤーから128マス離れた位置までなので、この高さにすることで地表の湧き潰しを省くことができます。

今回は地形がデコボコしていたので、念のため地上から140マスくらい離れた高さに待機場所を作りました。
待機場所の高さ

この場所の高さは厳密にこだわる必要はなく、地上から128マス離れていて、かつY=220以下であればどの高さでも大丈夫です(Y=220以上の高さになると、上に湧き層が作れなくなってしまいます)。広さはひとまず11×11くらいにしておきましょう。湧き潰しもしっかりしておきます。

湧き層の作り方

湧き層は、ディスペンサーから放出される水流の形に合わせて三角形にしておきます。クモ対策のハーフブロックを2マスおきに設置することも考えつつ、下のような形の湧き層にしました。

トラップタワー湧き層の設計図

濃い灰色は壁で、薄い灰色が湧き層の床、茶色い四角はハーフブロックです。それぞれ壁の中央にディスペンサーを設置しますが、ディスペンサーから流れる水は8マス分しか進まないので、ディスペンサーを設置する位置を1段上げて水流を伸ばします。

待機場所からの足場と湧き層の床

待機場所から、湧き層まで登っていく足場を作っていきます。
落下場所の壁

待機場所でモンスターを落下させる場所を決め、その位置を囲むようにブロックを置いていきます。上の画像では左右と奥の壁しか置いていませんが、手前のガラスブロックも一緒に置いていって構いません。このブロックは25個分積み上げていきます。

積み上げるとこのような感じになります。
落とし穴の高さ

積み上げたブロックの左右どちらかの壁の上から、湧き層の床となるブロックを並べていきます。

床のブロックを並べ、壁も作ります。
湧き層の床

同じものを四方向全てに作ります。
湧き層の広さ

湧き層はグルッと壁で囲んでしまい、上画像の壁の1マス開いている部分には、後ほどディスペンサーを設置していきます。

水路

次は水路を作っていきます。以前のトラップタワーでは看板を使って水路を延長していましたが、看板を設置したブロックの部分にモンスターがとどまることがあったので、今回は段差をつけて延長するようにしました。

水路の設計図

四隅の青い部分は、湧き層の床から2マスの深さで、水色の部分は3マスの深さ、薄い水色の部分は4マスの深さになります。

実際に作ってみるとこんな感じになります。
水路の床

四ヶ所とも同じように作ります。
水路と湧き層

水路が交わる中央部分には、看板を4枚設置。
落とし穴の看板

落とし穴の手前で水流が途切れるように、上画像の位置に看板を設置します。それぞれ湧き層の頂点となるブロックの下です。

看板を設置したら、四隅から水を流します。
水流を設置した様子

次は赤枠で囲った部分に、穴に向かって流れる水を設置していきます。
水流を設置したい場所

先程作った水路のままだと、落とし穴に落ちずに上画像の赤枠部分にとどまってしまうモンスターが出てきます。そこで、赤枠の部分でも穴に向かって水が流れるように、少し手を加えていきます。

看板を設置したブロックの下に、水源を設置するためのポケットを作りました。
水源を設置するためのポケット

このポケットから水を流し、穴の手前で看板でせき止めます。

反対側も同じようにポケットを作ります。
反対側のポケット

水をせき止めるために二枚重ねの看板を設置してから、ポケットに水を入れます。
二枚重ねの看板

上画像の位置に看板を二枚重ねで設置し、ポケットから水を流してやれば、モンスターは横3マス分の落とし穴に落ちていってくれます。これで水路の完成です。

クモ対策とディスペンサー

クモ対策のハーフブロック

湧き層でクモがスポーンしてしまうと、落とし穴に詰まって効率が悪くなってしまうので、クモが湧かないように床にハーフブロックを設置しておきます。設置間隔は設計図のとおりほぼ2マスおき。ディスペンサーの正面の列だけは間隔が1マスになっています。

壁に設置するディスペンサーは、床から2段目の高さです。一段上げて設置することで、この湧き層の床全体に水流が広がってくれます。設置後、中に水入りバケツを入れるのを忘れないようにしましょう。

湧き層は3層まで

このトラップタワーは24-32といった距離にとらわれないため、上に湧き層をどんどん積み重ねていくことができます。しかし、スポーンするモンスターの数には上限があるので、重ねられるだけ重ねればいいというものではありません。そこで、いったい何層重ねると最大効率となるのか、実験してみました。

1回目 2回目 3回目 平均
1層 857 871 820 849.3
2層 1343 1412 1300 1351.7
3層 1637 1620 1580 1612.3
5層 1566 1621 1610 1599.0

重ねる層を1~5層に変更して、それぞれで10分間のアイテム入手数の変化を調べてみました。1層よりは2層、2層よりは3層のほうが多くのアイテムを入手できたのですが、3層と5層はほぼ同じ数値です。4層以上重ねてもメリットがなさそう。積み重ねるのは3層までにしておいたほうがよさそうです。

三層積み重ねるとこんな感じになります。
三層重ねた湧き層

各層の高さは2マスです。以前のトラップタワーよりも床面積が少し減っていて、かつ壁が直線的なので建築が楽に感じます。

屋根をつけて、屋根の上を湧き潰し。
屋根上の湧き潰し

三層重ねたら天井に屋根をつけて、忘れずに屋根の上の湧き潰しをしておきましょう。




タイマー

湧き層の壁に設置したディスペンサーへは、水を流す信号と水を止める信号の2回の信号を送る必要があります。今回はリピーターを並べてタイマーを作り、タイミングを工夫しながら信号を送るようにしてみました。

タイマーの仕組み

リピーターを使ったタイマーの例。
レッドストーンリピーターのタイマー

上画像のタイマーは簡易的なものですが、これと同じ仕組みのタイマーを設置しました(クロック回路)。レバーを一瞬だけONにすると、それぞれのリピーターに遅延しながら信号が伝わっていきます。その信号がランプにつながるレッドストーンに伝わると、ランプがONに。その後、次のリピーターに信号が伝われば、ランプはOFFになります。信号はこのリピーターの回路をグルグル回り続けるので、ランプには一定の周期でON信号が送られ、一定間隔で点灯をしてくれるようになります。

トラップタワーの場合は、あまり頻繁に水を流してしまうと効率が悪くなってしまいます(水が流れている時間はモンスターがスポーンできない)。水を止めた後はある程度の時間水を流さないようにする必要があるので、リピーターを大量につなげてその時間を確保しています。

今回使用した巨大タイマー。
巨大タイマー

リピーターをたくさん接続することで、ON信号を送る間隔を長くすることができます。ただ、水を止めている時間はある程度の長さが必要ですが、水を流している時間はそれほど必要ありません。湧き層のモンスター全てが水路に落ちてしまったらすぐに水を止めて、新たにモンスターをスポーンさせたほうが効率的です。

そこで、

1.水を流す信号を伝えて、
2.短めの間隔をあけ、
3.水を止める信号を伝えたら、
4.長めの間隔をあける

という形のタイマーを作ります。

4行にわたってリピーターを並べます。
リピーターを並べた様子

上画像の一番上のリピーターは右向き、その下は左向き、その下が右向き、一番下は左向きです。待機場所でスイッチを入れると、右上のパルサー回路から2行目のリピーター(左向き)に信号が伝わり、3行目、4行目と伝達されていきます。この2~3行目は、水を止めておく間隔です。だいたいリピーター60~70個くらいを最大遅延でつなげておくと、モンスターがいい感じにスポーンする間隔にできそうでした。

赤枠の部分が、水を流しておく間隔です。
水流を流す間隔

上画像、赤枠の左端まで信号が伝わると、レッドストーンを通じてディスペンサーに信号が伝えられ、水が流れます。そして赤枠の右端まで信号が伝わると、再びディスペンサーに信号が伝えられ、流れていた水が止まります。この間隔はだいたいリピーター15個分くらいで良さそうです(たまにモンスターが湧き層に残ることがあったので、もう少し長くてもいいかもしれません)。

タイマーの作り方

では、タイマー作りの手順を紹介します。まず、大量のリピーターを置く土台部分を作っていきます。

今回は、湧き層の裏側に作りました。
湧き層の裏のタイマー土台

横幅は湧き層の幅に揃えていますが、縦長にしても構わないですし、工夫すれば上下に重ねて作ることもできると思います。

リピーターを設置していきます。まずは水を流しておく部分。
設置されたリピーター

上画像のようにリピーターとレッドストーンを設置します。ここのリピーターは15個で、遅延は全て最大です。

さらにリピーターを並べていきます。
リピーターを大量に設置

2行目は左向き、3行目は右向き、4行目は左向きになっていて、端で隣の行と(4行目は1行目と)接続されています。3行目と4行目の右端の接続は、後ほど行います。

タイマーのスイッチ

このリピーターのタイマーは、パルサー回路で一瞬だけON信号を伝えて作動させ、停止する時は、一時的に回路を遮断すること信号を消滅させています。まずは、一時的に回路を遮断するためのピストンとブロックを設置していきます。

3行目と4行目の右端の接続を、段差をつけて行います。
信号カット用の段差

この位置に粘着ピストンとブロックを設置。
信号カット用のピストン

これでピストンが伸びたときに回路が一時的に遮断され、タイマーをOFFにすることができるようになります。次は、パルサー回路部分です。

リピーター1行目の右端にコンパレーターを設置します。
スイッチ用コンパレーター

設置したコンパレーターの後ろに、上付きのハーフブロックを設置します。このハーフブロックの上にはレッドストーンを置きます。

リピーターとレッドストーンを置きます。
パルサー回路

土台を作り、画像の位置にレッドストーンとリピーターを設置します。パルサー回路です。この画像では忘れてしまってますが、設置したリピーターは必ず一回、右クリックして遅延させておきましょう。

一段下に上付きのハーフブロックを設置。
ハーフブロックとレッドストーン

下にブロックが無いので設置が難しいですが、あとでさらに下に回路を設置するので、下から足場を作ってきておくといいと思います。このレッドストーンに下から回路をつなげて、タイマーをONにします。

先ほど設置したハーフブロックの2段上に、上付きのハーフブロックを置いて、上にレッドストーンを置きます。
ハーフブロックとレッドストーン

ハーフブロックの隣にブロックを置いて、上にレッドストーンを、側面(ピストン側)にレッドストーントーチを指します。
レッドストーントーチ

トーチを刺すと、ピストンが伸びてリピーター側の回路が遮断されます。スイッチがONになるとピストンが引っ込み、回路がつながる仕組みです。

全体像はこのような感じ。
スイッチ部分の全体像

画像では遅延させ忘れていますが、スイッチ部分のリピーターは一回右クリックして遅延させておきます。

ディスペンサーへの伝達

タイマーからの信号をディスペンサーへ伝える回路を作っていきます。ただつなげるだけなので難しくはないと思います。

湧き層の周囲に土台を作ります。
回路用の土台

タイマーから最も近いディスペンサーの後ろにブロックを設置して、その上にレッドストーンを置きます。
ブロックとレッドストーン

レッドストーンを置いたブロックの左右にリピーターも置かれていますが、このリピーターは無くても(リピーターではなくレッドストーンを設置しても)同じように動かすことができると思います。

ブロックとトーチで信号を上へ伝えます。
上へ信号を伝える回路

さらにブロックを積んで三層目のディスペンサーへも伝えます。
三層目につながる回路

三層目のディスペンサーへ信号を伝えるためのトーチは、ディスペンサーの真後ろではなく一段上に設置されることになります。

最初にトーチを設置した時点でディスペンサーがONになっていると思うので、トーチをもう一度刺し直して、出ている水を格納しておきましょう。
中の水流を確認

他のディスペンサーへも、同じように信号を伝えます。
全ディスペンサーへつなげます

上画像の左側のリピーターは必須ですが、右のリピーターは無くても同じように動作します。

完成するとこんな感じになります。
タイマーと回路

ここまで作ったら、次は下の待機場所で作業していきます。

待機所のスイッチ

待機所のスイッチ類を作っていきましょう。

まず、モンスターが落ちてくる部分をガラスブロックで塞いでおきます。
落とし穴の壁をガラスブロックで

もしモンスターが落ちてくる様子を見なくていいのであれば、ガラスではなく他のブロックを使用してもOKです。

落下地点の仕掛け

アイテム回収モードと経験値回収モードを切り替えるための装置を作っていきます。

落下地点の奥の壁に穴を開けます。
落下地点の壁をくり抜く

ハーフブロックを設置します。
足場のハーフブロック

ハーフブロックのさらに奥に、粘着ピストンを設置します。
粘着ピストンとハーフブロック

手前にも粘着ピストンを設置します。
フタ用の粘着ピストン

左の粘着ピストンの上に、切り替え用のレバーを設置。
アイテム・経験値切り替えレバー

レバーを設置したブロックの裏にトーチを指します。
レッドストーントーチ

トーチの上にブロックを置いて、裏側の粘着ピストンの上まで回路をつなげます。
粘着ピストンへの回路

回路の先にはトーチ。
回路の先のトーチ

下にブロックを置いて、前側のピストンに信号を伝えます。
手前のピストンへの回路

最後に、モンスターを落とす穴を開けておきましょう。
床に落とし穴

ここまでで、切り替えスイッチは完成です。レバーを操作するたびに、経験値モード(ハーフブロックがせり出してくる)と、アイテム回収モード(モンスターが穴に落ちていく)を切り替えることができます。

アイテム回収装置

次はアイテムを回収する仕組みを作っていきましょう。

待機場所の下に、回収場所を作っていきます。
アイテム回収場所の足場

アイテムを回収するための層(モンスターが落下死する場所)は、待機場所から12マス下で、待機場所の床とアイテム回収場所の床の間隔は11マスです。広さは待機場所と同じにして、湧き潰しもしておきます。

落下地点にホッパーを設置。
アイテム回収用ホッパー

3マスの落下地点にホッパーを設置します。これらのホッパーはあとで設置するドロッパーに接続します。

ホッパーを一回り大きく設置。
ホッパーを広げて設置

落下地点のホッパーだけだと取り切れないアイテムがあるので、一回り大きくホッパーを設置しておきます。

上の待機場所までドロッパーを積み上げていきます。
アイテムエレベーター用のドロッパー

この位置まで積み上げました。
待機場所まで積み上げます

積み上げたドロッパーに信号を伝えるためのブロックを設置。
ドロッパーに信号を伝えるハーフブロック

画像のように、上付きのハーフブロックを設置し、それぞれのブロックの上にはレッドストーンを置きます。この形で全ドロッパーへの信号伝達が可能です。一番下のブロックだけは砂岩。クロック回路の信号をリピーターでこの砂岩に伝えます。

クロック回路のスイッチは、上のアイテム・経験値切り替えレバーと連動させ、アイテム回収モードのときは常に動作させておくようにします。

上から信号を取ってくるために、落下地点の裏側のこの位置に穴を開けます。
落下地点の床に穴

上画像では穴の横にハーフブロックを置いていますが、ハーフブロックを置かずに穴を開けておくだけでも大丈夫です。

この穴から階段状にブロックを設置して、信号を下へ伝えます。
回路用の階段状ブロック

こんな感じにします。
下への回路

階段状につなげたブロックの一番下のブロックからつながる形で、減算モードのコンパレーターを設置します。
減算モードのコンパレーター

このコンパレーターは、上画像のようにレッドストーンを分岐して横からも入力し、クロック動作させます。ホッパーは1分あたり150個以上のアイテムを吸い取るので、アイテムの輸送スピードを速くするために最速のクロック回路にしています。

この回路があまりに重い場合は、以前のトラップタワーで使用していたアイテムエレベーターを使用したほうがいいかもしれません(正常に動くようであれば)。ただし、その場合はアイテムの輸送スピードが落ちてホッパーではアイテムが格納しきれなくなる可能性があるので、一時的にチェストに格納するなどの対策をしておくと安心です。

以前使用したアイテムエレベーターの解説記事はコチラ。

上の待機場所にチェストを設置したら、アイテムエレベーターは完成です。
アイテムエレベーターが完成

輸送されるアイテムの数が多いので、ラージチェストを3つ並べておきました。これだけあれば50~60分くらいの放置にも耐えられるはずです。

メインスイッチ

最後にメインスイッチを取り付けてトラップタワーを完成させます。スイッチの位置はどこでもいいのですが、他のレッドストーン装置に干渉しないような位置にする必要があります。

この位置にレバーを設置しました。
メインスチッチのレバー

そのままレバーからレッドストーンを伸ばしていってもいいのですが、今回は床の下を通して、落下地点の後ろ側に伝えてみます。

レバーを置いた床の下にレッドストーンを設置して、
床の下への回路

落下地点の裏側まで伸ばしていきます(画像奥がレバー側です)。
回路を延長

レバーの信号が伝わるブロックの側面にトーチを設置し、トーチの真上のブロックの側面にもトーチを指します。
回路を上へつたえるトーチ

上から見るとこのように見えます。この上にトーチとブロックを交互に積み上げていきます。
上へ回路を伝えるトーチ

落下地点の裏側で上へ積み上げます。
上へレッドストーン信号を伝達

上に土台を作り、必要があればリピーターで延長しながらレッドストーン信号を伝えます。
スイッチまで回路を延長

このレッドストーンは最終的に、タイマーのスイッチのあたりに設置したハーフブロック(一番下)に接続します。レバーがOFFのときはOFFの状態で接続されるのが正常なので、もしONになっていたらNOT回路を挟んで信号を反転させておきましょう。

ハーフブロックまでつなげれば完成です。
スイッチにつなげた状態

レバーだとON、OFFがわかりづらいので、横にレッドストーンランプを置いたりしてもいいと思います。
ON、OFFがわかりやすいようにレッドストーンランプを設置

これでスイッチの完成です。このスイッチがONになると、上のタイマーにパルサー信号が送られて、一定間隔で湧き層に水流が発生するようになります。OFFにすると回路が遮断されるので、放置しておけばタイマーが停止してくれます。

スイッチをOFFにしてからタイマーが完全に停止するまでには、少し時間が必要です。完全にタイマーが停止する前に再びスイッチをONにすると、タイマー内で信号が2つ移動することになり、水流の放出タイミングがおかしくなってしまいます。もしそうなってしまった場合は、スイッチをOFFにしてしばらく放置してから、再度タイマーをONにすれば正常に動くようになります。

ということで、以前のものよりコンパクトなのに効率が約2.8倍になったトラップタワーの紹介でした。材料集めも含めサバイバルで作るのはかなり大変ですが、頑張って作ればアイテムや経験値に困ることはなくなるはず。ぜひ挑戦してみてください。