黒色の染料として使える、イカスミ。イカを倒すとドロップしますが、海でイカを倒すとアイテムが海底に沈んでいくので、大量入手が意外に難しいです。そこで今回は、イカトラップなるものを作って、ほったらかしでイカスミを大量生産する方法を紹介します。




イカの生態

トラップを作る前に、イカの生態に見ていきましょう。

海にスポーンしているイカ。
海を泳ぐイカ

イカのスポーン条件

イカがスポーンするのは、Y=46から海面までの高さにある水の中です。普通にワールドを生成すると海面はY=62になる(Y=62が海の最上段になる)ので、イカはY=46~Y=62の高さでスポーンするということになります。トラップタワーは、この範囲で作っていきます。

スーパーフラットでは湧かない

イカトラップを作るにあたって、スーパーフラットのワールドで色々実験しようと思ったのですが、水源を設置していくら待ってもイカが湧いてくれませんでした。おかしいな?と思ってWikiを確認すると、スーパーフラットでは海面がY=0に設定されているので、イカはスポーンしないとのこと。

ワールド生成時のカスタム設定で、海面の高さを設定する項目があります。
カスタム設定内の海面の高さの設定

海面の高さって常にY=62じゃないんだ!という新しい発見でした。

空気中で窒息ダメージを受ける

水中に生息しているイカは、例えば水から飛び出して地面にのってしまったりすると、窒息ダメージを受けます。今回のトラップでは、この性質を利用することで、全く手をかけずにイカを処理していきます。

空気中で窒息ダメージを受けるイカ。
窒息ダメージを受けるイカ

下方向の水流に逆らえない

イカは横方向の水流には逆らって泳ぐことができますが、上から下へ落ちる水流に逆らうことができません(水の流れにのって、下に落ちていきます)。トラップは、上でスポーンさせたイカを下に落とす形になっています。

横向きの水流には逆らって泳ぎます。
水流に逆らって泳ぐイカ

以上で、イカの生態確認は終わりです。次は、いよいよイカトラップの作り方に入っていきます。




イカトラップの作り方

このトラップには、ホッパーとチェストとハーフブロック、水入りバケツとハシゴを使います。トラップ1基作るのにホッパーが最低24個必要になるので、鉄インゴットを集めておきましょう。

設計図

設計図的なものはコレ。左が横から見た状態、右が上から見た状態です。
イカトラップの設計図

左側の数字が、Y座標を表しています。Y=62の高さに3×3の範囲の水源を設置して、水を下に流します。水の中でスポーンしたイカは、動き回るうちに外側の下向きの水流に触れて下に落下。周囲に設置されたハーフブロックに引っかかって、窒息死します。ドロップするイカスミは、ハーフブロックの下に敷き詰められたホッパーで回収します。

建築手順

トラップの場所を決め、9×9の範囲をY=45まで掘り下げます。
Y=45まで掘り下げた状態

海の近くで作ったら湧かなかったので、イカトラップを作る場所は、周囲に海や川や湖がない場所のほうが良さそうです。今回は、周りに川や湖も無い、砂漠で作りました。

水源を設置するための、枠を作ります。
水源を設置するための枠

9×9の範囲の中央部に、枠を作ります。水源を入れるスペースは3×3です。Y=62の高さに水源を設置したいので、底面のブロックはY=61の高さに設置します。

枠に、水を入れます。
設置された水源

枠に水を入れたら、F3キーで座標を表示させて高さを確認しておきましょう。水源の横の枠に立ったときに、Y座標が63と表示されていればOKです。

次は掘り下げた場所に降りて、イカスミ回収部分を作っていきます。

掘り下げた部分の中央に、5×5の範囲でブロックを置きます。
土台のブロック

先ほど置いたブロックから1マス開けてチェストを設置し、下画像の位置でホッパーをつなぎます。
チェストとチェストにつながるホッパー

最初に設置したホッパーにつながる形で、土台の周りにホッパーを設置します。
土台の周りに設置されたホッパー

ホッパーの上に、ハーフブロックでフタをします。
ホッパーにフタをするハーフブロック

このハーフブロックで水をせき止め、イカを引っ掛けます。

着地用の水源と、上に登るためのハシゴも設置しました。
ハシゴを設置

最後に、上で水源を入れておいた枠のブロックを全て破壊して、水を流します。
流れ出す水源

完成しました。
完成したイカトラップ

完成したら、少し離れてイカのスポーンを待ちましょう。プレイヤーがすぐ近くにいると、いくら待ってもスポーンしてくれません。だいたい30~40ブロック離れるといいようです。

水の中にスポーンしたイカは、動き回るうちに、水の外側に飛び出します。
外に飛び出すイカ

すると、下向きの水流に触れて落ちていきます。
ハーフブロックに引っかかるイカ

ハーフブロックに引っかかったイカは、窒息ダメージを受けて消滅。ドロップしたイカスミが、ハーフブロックの下のホッパーで回収されます。

たまに取りこぼしが出ますが、大部分は回収できます。
回収しきれなかったイカスミ

拠点から少し離れたところにこの装置を作っておけば、まったく手をかけず、ほったらかしでイカスミの生産が可能です。

イカトラップの増築はどうか

サバイバルだと地面を掘るのが大変ですが、穴を拡大することさえできれば、増築は簡単です。

4基並べてみました。
イカトラップ4基

作ってはみたものの、イカにもスポーン上限があるはずなので(Wikiには5匹までと書かれていますが、5匹以上スポーンしたこともありました)、近距離でたくさん並べても意味がないかもしれません。1基よりも2基のほうが回収できるイカスミが少し多いかなという感じ。1基でも2基並みに回収できたこともありました。3基、4基と増やしてもあまり増えなかったので、作っても2基までにしておいたほうがよさそうです。

1基でも、10分間でこれだけのイカスミが回収できます。イカスミを使う機会はそう多くないので、1基あれば十分かもしれません。
回収できたイカスミ

ということで、イカトラップの作り方の紹介でした。地面の掘り下げが大変ですが、トラップの作りはとても簡単なので、ぜひ作ってみて下さい。