かまどを自動化したことで、精錬環境がかなり強化されました。農作物を植えたり植林した木を伐採したりしている間に、ほったらかしで鉄を精錬することができるので非常に便利です。今回は、自動かまどを作るときに調べた「燃料の燃焼効率」について、まとめてみました。




かまどの仕組みのおさらい

燃料の燃焼効率について説明する前に、まずはかまどの仕組みというか、構造についておさらいしておきたいと思います。かまどはアイテムを焼くことで、別のアイテムに変質させることができるブロックです。かまどでアイテムを焼くことを「精錬」と言い、例えば生の肉は精錬すると回復量の多い焼いた肉になり、鉄鉱石は精錬することで鉄インゴットを取り出すことができます。

精錬するアイテムのセット

設置されたかまどを右クリックすると、かまどのインベントリが表示されます。かまどのインベントリには3つのマスがあり、このうち左上のマスに精錬したいアイテムを入れることで、精錬が始まります(燃料がセットされていれば)。精錬後のアイテムは右側のマスに格納され、左クリックすれば取り出して使うことができます。

かまどのインベントリ。
かまどのインベントリ

左右のマスのあいだには、矢印のマークが表示されています。これは精錬の進行度を表す矢印で、精錬が始まると左から右に徐々に白く塗りつぶされていきます。矢印全体が白くなれば精錬終了です。

精錬するアイテムが複数セットされていると、1つの精錬が終わった瞬間に次の精錬が始まります。もし精錬したい個数が決まっている場合は、その個数だけを入れるようにしないと燃料が残っている限り次々と精錬されてしまいます。

精錬のキャンセル

白い矢印が伸びきらないうちにアイテムをかまどから取り出すと、それまでに進行した精錬はリセットされます。取り出したアイテムを再度置いても、途中から再開されるわけではなく、もう一度0からスタートです。途中まで使用した分の燃料はしっかり消費されるため、特別な理由が無い限りは途中で取り出さないようにしましょう。

燃料のセット

かまどの燃料は、インベントリの左下のマスに入れて使用します。すでに精錬するアイテムがセットされている場合は、燃料を入れた瞬間に精錬がスタートします。

精錬中。
燃焼中のかまど

上と下のマスのあいだに表示されている炎のマークは、燃料の残量を表しています。精錬が始まった瞬間に火がついて明るくなり、時間の経過によって炎が徐々に小さくなっていきます。火が完全に無くなると精錬ができなくなりますが、複数の燃料がセットされている場合は、火が消えた瞬間に次の燃料が消費されて精錬が続けられます。

アイテムの精錬が全て終わっても(上のマスが空になっても)、一度火がついてしまった燃料は完全に消費されるまで燃え続けてしまいます。燃料をムダにしないためには、一度に複数のアイテムを精錬するのがコツ。精錬するアイテムが自動で供給されるようにしておけば、ムダをかなり少なくすることができます。

自動的にアイテムが補充できる自動かまどの作り方は、こちらで詳しく解説しています。

精錬に必要な時間

精錬に必要な時間は、1つのアイテムにつき10秒です(白い矢印が伸びきるのに10秒かかる)。これは肉でも鉄鉱石でも同じで、精錬するアイテムの種類にかかわらず一定になっています。

1スタック(64個)のアイテムを精錬するときは、およそ10分の時間がかかることになります。その間かまどの前でじっと待っているのはムダなので、他の作業をしながら精錬が終わるのを待ちましょう。

精錬で得られる経験値

かまどでアイテムを精錬すると、精錬したアイテムを取り出す時に経験値を得ることができます。入手できる経験値は、アイテムの種類によって一つあたり0.1~1となっていて、取り出すアイテム数の合計値が得られます(64個取り出すなら、64個ぶんの経験値が一度に入手できる)。小数点以下は、繰り上げか切り捨てのどちらかになるらしく、毎回同じ経験値が得られるとは限らないようです。

注意したいのは、精錬したアイテムをホッパーでかまどから吸い出すと経験値を得ることができないという点です。ゾンビトラップなどで経験値を回収できる環境が整っているなら気にする必要はないですが、大量の鉄鉱石を精錬するとなかなかの経験値がもらえるのでホッパーで排出を自動化してしまうのはもったいないような気もします。ただ、自動かまどはめちゃくちゃ便利なので、経験値を捨てても使う価値があると思います。

かまどの小ネタ

かまどに関する失敗談や、よく聞かれる質問について解説します。

かまどが燃えない

アイテムを置いたのにかまどが動かない、かまどが使えないという場合は、精錬できないアイテムを置いているか、燃料として使えないアイテムを置いているのが原因かもしれません。私は木炭を作ろうとして上のマスに木材を置いてしまい、「なんで燃えないんだ?」と悩んだ経験があります。

木炭を作るなら原木をセットしなければならず、さらに木材はかまどで燃やせないので、木材を上のマスにセットしてもかまどはうんともすんともいいません。しかし当時は「木材は木なんだから燃やせる」という誤ったイメージを持っていたため、ハマってしまいました。

木材は燃料としては使えるというところも、少しややこしいかもしれません。精錬できるアイテムは以下の記事で一覧表示しているので、確認してみてください。

家の中にかまどを置くと火事になる?

かまどは稼働すると火がついて明るくなり、燃え上がるようなパーティクルも表示されます。火なので周りへの引火が心配になってしまいますが、かまどの火が他のブロックに引火することはありません。私もよくわかっていなかった頃は、かまどの上の天井が燃えるんじゃないかと不安になっていましたが、木材のすぐ隣で使っても火が燃え移ることはないので、木造の家の中でも気にせず設置してOKです。




全38種かまどの燃料と精錬効率一覧

では、いよいよ燃料の燃焼効率について紹介していきたいと思います。次の表は、燃料として使えるアイテムの一覧です。「時間」の数値は、その燃料が燃え続ける時間を表していて、単位は「秒」。例えば石炭であれば、精錬が始まってから80秒間燃え続けてくれます。「効率」は、その燃料一つでいくつのアイテムを精錬できるかという値で、単位は「個」です。例えばブレイズロッドなら、一つのブレイズロッドを消費して12個のアイテムを精錬できるということになります。

燃料 時間 効率
溶岩入りバケツ 溶岩入りバケツ 1000 100
石炭ブロック 石炭ブロック 800 80
乾燥したコンブブロック 乾燥したコンブブロック 200 20
ブレイズロッド ブレイズロッド 120 12
石炭 石炭 80 8
木炭 木炭 80 8
ボート ボート 20 2
原木 原木 15 1.5
皮を剥いだ原木 皮を剥いだ原木 15 1.5
樹皮 樹皮 15 1.5
皮を剥いだ樹皮 皮を剥いだ樹皮 15 1.5
木材 木材 15 1.5
木の感圧板 木の感圧板 15 1.5
木のフェンス 木のフェンス 15 1.5
フェンスゲート フェンスゲート 15 1.5
木の階段 木の階段 15 1.5
木のトラップドア 木のトラップドア 15 1.5
作業台 作業台 15 1.5
本棚 本棚 15 1.5
チェスト チェスト 15 1.5
トラップチェスト トラップチェスト 15 1.5
日照センサー 日照センサー 15 1.5
ジュークボックス ジュークボックス 15 1.5
音符ブロック 音符ブロック 15 1.5
旗 15 1.5
弓 15 1.5
釣竿 釣竿 15 1.5
はしご はしご 15 1.5
木のツルハシ/シャベル/斧/剣/クワ 木の道具・武器 10 1
看板 看板 10 1
木のドア 木のドア 10 1
木材ハーフブロック 木材ハーフブロック 7.5 0.75
苗木 苗木 5 0.5
ボウル ボウル 5 0.5
棒 5 0.5
木のボタン 木のボタン 5 0.5
羊毛 羊毛 5 0.5
カーペット カーペット 3.35 0.335

一覧を見るとわかるように、石炭や木炭だけでなく、溶岩入りバケツや木製のアイテムも燃料として使うことができます。もし他に燃料が無かったり、いらない木製のアイテムがあったりしたら、かまどに入れてしまいましょう。ちなみに木製の道具は耐久度が減っていても燃焼時間が減ったりはしません。スケルトンが落とした弓なども、燃料として使うことができます。

溶岩入りバケツは使えるか

一つの燃料で最も多くのアイテムを精錬できるのは、溶岩入りバケツです。一つの溶岩入りバケツをセットするだけで、100個ものアイテムを精錬することができます。しかし、かまどには最大で64個までしかアイテムが入れられないため、素材を自動で追加する仕組みを作っておかないと、燃料がムダになってしまいます。

少ない数のアイテムを精錬したいときはかなりムダになるので、かまどの燃料としてはあまり使い勝手がよくありません。バケツをたくさん用意するのも、溶岩をくみに行くのも大変です。普通は石炭や木炭など違う燃料を使用したほうがいいでしょう。

石炭 or 石炭ブロック

石炭は8個のアイテムを精錬することができ、石炭ブロックは80個のアイテムを精錬することができます。石炭ブロックは石炭9個から作ることができるので、石炭ブロックを燃料として使用すると、石炭1個ぶんお得に精錬することができます。

ただし、こちらも溶岩入りバケツと同じく、少ない数のアイテムを精錬するときはムダが多くなってしまいます(例えば1スタックだけ精錬したいときなどはアイテム16個分のムダが生じる)。燃料として使用するのは、アイテム格納を自動化したかまどで一度に大量のアイテムを精錬するときだけにしておき、そうでないときは石炭のまま使うようにしたほうがいいでしょう。

個人的には、ほんの1個程度のお得度であれば、わざわざブロックにして使わなくてもいいかなという感じです。クラフトの手間もありますし。

使い勝手がいい燃料は木炭か石炭

メインの燃料として使用するのは、木炭がいいと思います。木炭の材料である原木は、近くに生えているオークの木やシラカバの木から簡単に入手することができ、しかも植林によって無限に作り出すことができるので、燃焼効率などの面倒くさいことを気にせずにどんどん使うことができます。序盤は石炭も少ないので木炭で精錬しながら、石炭が増えてきたら合わせて使用するという感じにしていけば、燃料に困ることはないはずです。

乾燥したコンブブロック

バージョン1.13で追加された乾燥したコンブブロックが、燃料としてなかなか優秀です。海中に生えているコンブは、一番下を破壊すると上が全てアイテム化するので短時間で大量に集めることができます。その後の精錬、クラフトという手間はありますが、もし拠点の近くに海があるのであれば、メインの燃料としても十分使えるはずです。

ということで、燃料の燃焼時間と燃焼効率の紹介でした。調べてみたところ、どうやらカーペットを無限増殖できる裏技があるようなので、あえてカーペットを燃料にしてみるのも面白いかも・・。気が向いたら、そちらも挑戦してみようと思います。