この記事ではマイクラの植林場の作り方を解説しています。制限ブロックの位置や苗木の間隔などは諸説ありますが、実際に検証してわかった成長が早くなる(遅くならない)設置方法を紹介。木の種類別の作り方も説明しているので、ぜひ参考にしてください。




基本の植林場の作り方

植林場は整地された土地に、苗木が植えやすくなるようにブロックを配置して作っていきます。苗木の間隔は木の種類によって3マスまたは5マス。シラカバとダークオーク以外は地上から届かない高さの木に成長しないように、制限ブロックで成長を抑制します。建設に少し手間はかかりますが、何も考えずに苗木を植えるよりはかなり効率よく原木集めをすることができるはずです。

以下で木の種類別の植林場の作り方を紹介します。Java版で作っていますが統合版(BE)も木の性質はほぼ同じなので、そのまま作れば機能させることができます。

オークの植林場

苗木の入手 5.0
原木回収量 3.0
オススメ度 3.5

まずはもっとも需要が高いであろうオークの木(樫の木)の植林場から。

全体像。苗木は3マス間隔で植えます。
オークの植林場

地面には石系のブロックを格子状に設置し、明るさ確保のためにジャック・オ・ランタンも設置しておきます。
地面のブロック

苗木を違うマスに植えてしまわないように、苗木を植えるマスの前後左右は石系のブロックにしておきましょう。そうすることで植える場所がひと目でわかるようになるだけでなく、苗木を植える作業もかなり楽になります。

地面にカーソルを合わせて右クリックしながらまっすぐ歩けば、正しい位置にだけ苗木を植えることができます。
植林場の通路

オークは苗木を隣り合わせに並べて植えても成長します。すべてのマスに敷き詰めるように苗木を植えると苗木のドロップが減って植林が続けられなくなりますが、1マス間隔or2マス間隔ならば大丈夫(1マス間隔だとギリギリ)。今回は制限ブロックを隣の木と共有することや光源の位置などを考えて3マス間隔にしていますが、植林場のスペースを大きく確保できない場合は1or2マス間隔で植えるのもOKです。

空中には、巨木への成長を抑制する「制限ブロック」を設置しておきます。
オークの制限ブロックの位置

苗木の真上に地上から9ブロック目(黄色い色付きガラス)と苗木から横に1マスあけて地上から4ブロック目(赤い色付きガラス)に「制限ブロック」を置きます。オークは巨木に成長すると地上から斧が届かない位置にも原木が生成され、また枝分かれもするので切るのが非常に面倒くさくなります。また低すぎる木も高さ2の位置に葉っぱをつけるので、伐採に時間がかかる。そこで必要なのがこれらの「制限ブロック」です。障害物となるブロックを意図的に設置することで、プレイヤーが伐採しやすい形に木が成長するようコントロールします。

例えば横の制限ブロックがないと、このような木の出現頻度が高くなります。
低いオークの木

ただ、横の制限ブロックをおいても下のような木になってしまうことも・・。
低い位置に葉のあるオークの木

いろいろ試してもこれらは防げなかったので、あきらめて葉を刈り取るしかなさそうです。発生する頻度は高くないですが、少し面倒。

横の制限ブロックは、下の画像のような位置でもOKです。
苗木の横の制限ブロック

苗木の横に設置する制限ブロックは、苗木から斜めの場所に置いても機能します。3マス間隔で苗木を植えておけば一つの制限ブロックで4つの苗木の成長を制御することができるので、植林場の見た目を少しスッキリさせることができます。

制限ブロックには土系のブロックが使えないので注意しましょう。

土を突きやぶって成長したオーク。
土を突き破って成長したオーク

土、粗い土、ポドゾル、原木は制限ブロックとして機能しません(Java版ではマツにだけは効果がある)。石系のブロックやガラスなどを使うようにしましょう。

シラカバの植林場

苗木の入手 5.0
原木回収量 3.0
オススメ度 4.0

シラカバの木(樺の木)の植林場。苗木の間隔は3マスです。
シラカバの植林場

シラカバはJava版だと隣り合わせに植えても成長しますが、統合版(BE)では苗木の間隔を2マス以上あけないと成長しない苗木が出てきます。今回はオークに合わせて3マス間隔にしました。2マス間隔で植えた場合でも苗木は十分な数を回収できるので、植林場のスペースを小さくしたい場合は検討するといいでしょう。

シラカバに制限ブロックは必要ありません。最大限に成長してもすべての原木を地上から切ることができ、枝分かれもナシ。非常に植林に向いている木です。

nishi

植林しやすく苗木も簡単に手に入るので、序盤はシラカバの植林を活用して木材を確保しましょう。

マツの植林場

苗木の入手 4.0
原木回収量 5.0
オススメ度 5.0

マツの木(トウヒの木)の植林場。苗木の間隔は3マスです。
マツの植林場

Java版では2マス間隔でもOKですが、統合版で2マスおきにするとツタが発生した木に挟まれた苗木が成長できなくなります。最低3マスの間隔をあけましょう。

マツの制限ブロックは高さ10の位置です。
マツの制限ブロックの位置

マツは高さを制限すれば、まっすぐ成長するだけなので切りやすいです。ただ、高さ2の位置に葉が生成されることが多々あります。

マツの苗木の4本まとめて2×2の範囲に植えると、巨木に成長します。巨木になると1本から大量の原木を回収でき、かなり効率よく木材を生産することができます。

マツの巨木。
マツの巨木

マツの巨木用の植林場。5マス程度の間隔を取りながら苗木を2×2の形で植えていきます。
マツの巨木用の植林場

巨木用の植林場に制限ブロックは必要ありません。地上からはとうてい届かない位置にまで原木が生成されますが、幹の太さが2×2なので階段状に原木を切りながら登っていくことができます。

螺旋階段のように切って登っていきましょう。上までいったら足元の原木を切りながら降りてくればOKです。
螺旋状に切られた原木

例えば木炭の材料として大量の原木がほしいときや棒の材料として木材が必要な場合など、木材の種類を選ばなくていいときはマツの巨木で原木を確保するのが効率いいです。タイガをみつけたら忘れずに苗木を採取しておきましょう。

巨木とともに発生するポドゾル。
ポドゾル

Java版ではバージョン1.13からマツが巨木に成長するとき周囲の土をポドゾルに変化させるようになりました。ポドゾルにも苗木は植えられるので植林場では全く問題になりませんが、草ブロックとは見た目が大きく変わるので家の近くで植林するときは注意しておきましょう。

アカシアの植林場

苗木の入手 4.0
原木回収量 3.0
オススメ度 2.5

アカシアの木の植林場。苗木の間隔は3マス。
アカシアの植林場

アカシアは苗木を中心にして5×5の空間があれば成長してくれます(高さは最低7で苗木のすぐとなりにはブロックがあってもOK)。3マス間隔で植えると成長したアカシアの木(原木)が隣の苗木の空間に入り込みますが、原木は障害物とカウントされないので問題ありません。

制限ブロックは、苗木の真上で高さ10の位置。
アカシアの木の制限ブロックの高さ

アカシアのナナメ方向への成長を抑制することはできませんが、苗木の上で高さ10の位置に制限ブロックをおけば地上から届かない場所に原木が生成されるのを防ぐことができます。

斜めに成長するぶん原木を切り取るのが面倒なので、オークやシラカバで代用できるならそちらを利用したほうがいいでしょう。

ジャングルの植林場

苗木の入手 2.0
原木回収量 4.5
オススメ度 3.0

ジャングルの植林は3マス間隔でおこないます。
ジャングルの植林場

制限ブロックは高さ10と、横に1マスあけて高さ4の位置。
ジャングルの制限ブロックの位置

ジャングルはオークと同じような形の木に成長するので、横にも制限ブロックを置くのが有効です。高さ2の位置に葉をつける低い木への成長を防ぐことができます。

巨木用の植林場。ジャングルはマツと同じように4つの苗木で巨木に成長させることができます。
ジャングルの巨木の植林場

ジャングルの巨木からは大量の原木を入手できますが、高く成長する上に枝分かれするので切るのが大変です。原木の入手ならマツの巨木からのほうが、ジャングルの木材を建築に使いたいなら苗木一本で育てるほうが伐採は圧倒的に楽になります。

またジャングルの木は葉からの苗木のドロップ率が低く設定されているので、植林するときは回収し忘れのないように注意しましょう。

ダークオークの植林場

苗木の入手 3.5
原木回収量 4.0
オススメ度 4.5

ダークオークの木(黒樫の木)の植林は5マス間隔でおこないます。
ダークオークの植林場

ダークオークは苗木1本では成長しないため、4本セットで植える必要があります。高くならないので制限ブロックは必要ありませんが、地上から届かない高さにも原木が生成されるため、何段か幹を切ってのぼりながら伐採する必要があります。

高くなりすぎない、原木がたくさん手に入る。そういったところを考えると、原木の供給源としてはなかなか優秀です。ダークオークの森を見かけたら苗木をしっかり回収しておきましょう。




苗木を自動回収する植林場

原木をすべて切り取れば葉は自然消滅するので、木を切ってからしばらく放置していれば苗木がドロップします。しかしドロップした苗木は5分以内に回収しないと消滅してしまうため、葉が消えてしまった頃を見計らって苗木を取りに戻らなければいけません。それを考えるとソワソワして他の作業に身が入らない。そこで水流を使って植林場での苗木の回収を自動化していきます。作るのが少し大変ですが、木を切ったあと放置しておけるのは気が楽です。ぜひ作ってみてください。

水流で自動回収

地面に水を流しておけば落ちてきた苗木を流して回収することができます。しかし苗木を植える地面に直接水を流すことはできないので(苗木も流れてしまう)、苗木を植える土ブロックを地面から浮かせて植林場を作りましょう。オークの木を植えるという前提で制限ブロックも置きながら作っていきます。

全体像。
水流で苗木を回収する植林場

土ブロックまわりは最低限の通路だけにして、ドロップした苗木ができるだけたくさん水流に落ちるようにしてあります。通路に落ちた苗木は回収できませんが、3マス間隔で植えていれば植林を続けるには十分な数の苗木を回収可能。この規模で24本の木を育てられるので、なかなか使いやすいです。では、さっそく作り方を見ていきましょう。

8×27の範囲にブロックを1段置きます。
床

先ほどおいたブロックのまわりに、高さ2で枠を作ります。
枠

枠を下の画像のように下段で8ブロック延長します。
延長した枠

反対側の枠も同じように作ります。
枠の完成

下画像の位置に土ブロックを設置します。黄色いガラスは実際には設置しません。
土ブロック

この土ブロックは床から浮かせて設置しています。土ブロックと床との間に水流が流れる仕組みです。

土ブロックから3マス通路を伸ばして土ブロックをおく、という作業を繰り返します。
通路と土

下の画像のように、上段で12個の土ブロックが設置できればOK。
上段の土ブロック

次は、下段にも土ブロックを設置していきます。

上段から下の画像のように通路を伸ばして土ブロックを設置します。
下段の土

上段と同じように土ブロックと通路を設置します。
土と通路の設置完了

明るさ確保のために通路にシーランタンを埋め込みました。
通路の光源

光源にはジャック・オ・ランタンを使ってもいいし、昼間の活動がメインなら光源を設置しなくても木は育ってくれます。モンスターのスポーンが気になる場合は、通路をガラスやハーフブロックにしてしまってもOKです。

次は制限ブロックを設置していきます。

下画像の位置に制限ブロックを設置。
苗木の横の制限ブロック

上段にも同じように設置します。
上段の制限ブロック

この制限ブロック一つで、周りの4つの苗木の成長を抑制できます。

今回の設備では、上段と下段あわせて6個設置すればOKです。
上下段の制限ブロック

苗木の上の制限ブロックを置いていきます。高さ9の位置です。
苗木の上の制限ブロック

全部で24個の設置です。
制限ブロック設置完了

制限ブロックは屋根にしてしまってもかまいません。光を通さないブロックで屋根を作る場合は、明るさが確保できるように通路に光源を設置しておきましょう。

次は苗木を集める水路を掘ります。

下画像の位置を1段掘って、左右から水を流します。
水路

水流が途切れた場所からさらにもう1段掘って水流を延長します。
水路の延長

水路が水流で満たされました。
水流で満たされた水路

水路の中央部分に、下画像のようにホッパーとチェストを設置します(見づらいですが水流の下にチェストにつながるホッパーが設置してあります)。
チェストとホッパー

チェストの上の水が流れこんでいるところは、ガラスでフタをしておきましょう。
ガラスでフタ

下画像の赤枠の位置から水を流します。
水流を流す位置

赤枠の列で端から1マスおきに水源を設置していけば、床全体に水が広がります。

こうなればOK。
床の水流

水路の上に橋をかければ完成です。
水路の上の橋

完成した植林場。
完成した植林場

完成したら、土ブロックの上に苗木をおいて木の成長を待ちましょう。大部分の木が育ったら原木を回収し、あとはほうっておくだけで水流が苗木を回収してチェストに格納してくれます。ただ通路が限られているので「育った木からどんどん切り取っていく」ということは少しやりにくくなります。基本的にはほったらかしで木をすべて育てきり、それから回収するという使い方をしたほうがいいでしょう。

ディスペンサー式

ディスペンサー(発射装置)で水流を発生させれば、さらに苗木の回収効率を高めることができます。

全体像。
スイッチ式全体像

原木をすべて切り終えたら、ボタンを押して地面に水流を流します。すべての苗木が回収できた頃に一度ボタンを押して水を止めれば、ふたたび地面に苗木を植えることができるようになります。

上段の床を5×26で作ります。
上段の床

床のまわりに高さ3で枠を作ります。
枠

上段の床に、下画像のようにブロックを置きます。
水流用ブロック

先ほど置いたブロックの上に、さらに下画像のようにブロックを置きます。
水流用ブロック2

床の一部を土ブロックに変えます。この上に苗木を植えていきます。
苗木を植える土ブロック

この装置は苗木をたくさん回収できるので、3マス間隔ではなく2マス間隔で苗木を植えていきます。

明るさ確保のために、一部をシーランタンに変更しました。
シーランタン

枠を下段に延長します。
延長された枠

下画像のように石系のブロックを地面に埋め込みます。
通路

下段の苗木は、横の間隔は2マスですが縦の間隔を3マスとってあります。こうすることで苗木横の制限ブロックを共有することができます。

一部をシーランタンにしました。
シーランタン

つづいて上段の制限ブロックを設置。
横の制限ブロック

下段にも設置します。
下段の横の制限ブロック

苗木の上の制限ブロックを設置。こちらも全部で24個です。
苗木の上の制限ブロック

水路を掘り、水を流します。
水路

水路の中央部分には苗木回収用のホッパーとチェストを設置。
ホッパーとチェスト

下画像の位置に、水入りバケツを格納したディスペンサー(発射装置)を設置します。
ディスペンサー

リピーターとレッドストーンダストでディスペンサーをつなぎ、
レッドストーンダスト

リピーターで延長しつつ水路側まで回路をつなぎます。
回路

枠の側面にボタンを設置。
スイッチ用のボタン

これで完成です。
スイッチ式完成

ボタンを押すと水が流れます。
流れる水

木を伐採したあとはボタンを押して水を流しておけば、苗木がどんどん回収されていきます。葉が全て消えたころに戻ってきてボタンを押せば、ふたたび苗木の植え付けが可能な状態に。装置を作るのは大変ですが、植林はかなり楽になります。

ちなみにこの水流の発生装置は、以下の記事で解説しているものと同じです。ぜひ合わせて読んでみてください。

苗木の成長について

ここからは苗木の成長条件について解説していきます。植林自体は上を読めばやり方がわかると思うので、興味がなければこの先は読まなくてもOKです。作った植林場をカスタマイズするときなどに参考にしてください。

苗木の入手

各種の木を生やすには「苗木」が必要です。苗木はそれぞれの木の葉が破壊されたときに一定の確率でドロップします。

6種類の苗木。
6種類の苗木

苗木が葉からドロップする確率は、ジャングル以外では20分の1(5%)。ジャングルだけ40分の1となっています(2.5%)。プレイヤーが破壊したときも自然消滅したときも、この確率は同じです。破壊するほうが早いですが、ブロック破壊時にはわずかに満腹度が減るので、基本的には自然に消えるのを待ったほうがいいでしょう。

オークやシラカバならだいたい1本の木から2、3個は苗木を手に入れることができます。しっかり間隔をとって植林していれば、地上の木をほぼ減らすことなく原木を採取可能です。

葉が自然消滅しないときは

葉が自然消滅しないときは、中に原木が残っていないか確認しましょう。

1つでも原木が残っていると葉が自然消滅しません。
葉の中に残った原木

オークの巨木は葉に埋もれた原木(枝)が生成されてしまうので、原木を見逃してしまうことがよくあります。葉が残るとドロップした苗木が引っかかって回収できないことがあるので、切り残しがないようしっかり確認するようにしましょう(制限ブロックで枝の生成を防ぐのが一番よいです)。

また原木をすべて切り取っても、葉が隣の木の葉とくっついていると自然消滅しないことがあります。

3マス間隔で生えているシラカバとオーク。
シラカバとオーク

オークを切っても一部の葉は消えずに残っています。
消えずに残るオークの葉

別の種類の木とくっついていても葉が残ります。植林場では基本的に隣の木と葉が触れあうことになるので、原木を回収するときはすべての木を伐採するようにしないと葉が残り、苗木のドロップに影響が出ます。

オークはリンゴもドロップする

オークの葉からはリンゴもドロップします。
リンゴ

リンゴはゾンビの治療に必要な金のリンゴの材料となるほか、食料の少ない序盤では、空腹を満たすアイテムとしても重宝します。ただドロップする数はあまり多くなく、オークの葉からリンゴがドロップする確率は200分の1になっています。

実際に大量の葉を破壊してドロップ率を確かめました。
大量の葉

ドロップ率が低いうえに満腹度もそれほど回復しないので、リンゴをメインの食料として使用するのは難しいですね。肉系の食料が手に入るまでのあいだの非常食として使うのがいいでしょう。

Java版バージョン1.14からは、0~2個の棒もドロップするようになりました。これは地味に嬉しい。
棒と苗木

成長条件

苗木は土系のブロックに植えることができます。

苗木を植えられるブロック。左から草ブロック、土、粗い土、ポドゾルです。
苗木を植えられるブロック

十分な明るさと空間があれば、植えてから何も手をくわえなくても時間の経過で苗木は成長してくれます。木になるまでの時間は20~30分ほど。ただ必ずしもそれだけの時間が必要になるわけではなく、苗木を植えてからすぐに成長することもあるし、逆になかなか成長してくれないこともあります。

明るさ

明るくすれば苗木は夜でも成長します。
夜に成長するオークの木

明かりがない状態では、苗木は夜になると成長しなくなります。しかし近くに光源を置いて苗木のすぐ上のブロック(空気ブロック)の明るさを9以上にしてやれば、夜でも成長させることが可能です。

苗木の成長に必要な明るさは9。
苗木に必要な明るさ

松明は明るさレベル14の光源です。松明のすぐ隣のブロックは明るさ13、その隣は明るさ12・・となり、上画像では苗の上の空気ブロックは明るさが9になっています。この明るさがあれば、苗木は夜でも成長してくれます。

空間

苗木が成長するためには、苗木の周りに空間が必要です。必要な空間は木の種類によって異なっており、だいたい以下のような感じになっています。

オークは苗木の真上に最低5マスの空間があれば、四方が壁に囲まれていても成長します。
オークに必要な空間

マツとダークオークは苗木の上に7マス、苗木の横に2マスの空間が必要です。
マツとダークオークに必要な空間

シラカバ、ジャングル、アカシアは苗木の上に6マス&苗木の横に2マスの空間が必要。
シラカバとジャングルとアカシアに必要な空間

この空間の中でもところどころブロックを置ける場所がありますが、だいたい木1本あたり少なくとも5×7×5の空間が必要だと覚えておくといいでしょう。ちなみに葉ブロックは障害物としてカウントされず、またオークやシラカバにおいては原木や土系のブロックも障害物にはならないようです。

土ブロックに囲まれても成長するし、真上に原木を置いても突き破って成長します。
シラカバの成長

明るさと空間の条件さえ満たしていれば、苗木から空が見えている必要もありません。地下で植林を行うこともできます。

洞窟内の植林場。
洞窟内の植林場

地下拠点に簡単な植林場を作っておくと何かと便利です。

制限ブロックについて

例えばオークには幹の高さが4~6の木と、大木があります。大木は高さがあるぶん一本から入手できる原木が多くなりますが、地面から斧が届かない位置に幹が生成されるうえに枝分かれして切るのが面倒です。そこで植林場においては苗木の上にブロックを置いて大木にならないよう成長を抑制し、さらに苗木の横方向にもブロックを置いて高さ2の位置に葉が生成されないように(低い木にならないように)しています。オークなら苗木の上の制限ブロックは地上から7~9ブロック目、苗木の横の制限ブロックは苗木から1ブロックあけて4~5ブロックの高さにするといいと言われています。

この記事で紹介した植林場では、以下ように制限ブロックをおいています。

木の種類 制限ブロックの位置
オーク 上に高さ9と横に高さ4
マツ 高さ10
シラカバ 無し
ジャングル 上に高さ10と横に高さ4
アカシア 高さ10
ダークオーク 無し

高い木になってくれたほうが原木はたくさん手に入るので、届くギリギリの高さまで成長してくれるような配置になっています。

土系ブロック・原木は使用不可

制限ブロックに土系のブロックや原木は使えません(Java版ではマツにだけは使えました)。木材ならOK。ガラスやハーフブロックにすればモンスターが湧くこともないので安心です。見た目が気になるなら、糸が使えます。糸はほとんど見えません。

苗木の成長速度の検証

植えられた苗木はランダムな間隔で成長を試みます。そのとき、

  1. 苗木の上の明るさが確認され
  2. 明るさがOKなら木の形がランダムに決定されたのちに
  3. その形の木が生成されるために十分な空間があるかが検査される

という過程を経て木が成長します。もし1または3の過程で条件を満たさなかった場合は、成長が次のタイミングに持ち越されてしまいます。

制限ブロックを置くことは、過程3に影響を与えることになります。仮に過程2で木の形が大木に決定されたとすると、過程3がパスできなくなり成長が先延ばしにされる。つまり制限ブロックをおくことで、制限ブロックが無いときに比べて苗木の成長により多くの時間が必要になる可能性があるということです。

上の制限ブロックと成長速度

最も植林する機会が多くなるであろうオークについて、下画像のような装置を使って検証してみました。(Java版1.12.2)

成長スピード実験装置。
成長スピード実験装置

この装置は「苗木はレッドストーン信号を伝えないが原木は信号を伝える」という性質を利用して苗木の成長を検出する装置です。すでに設置されている原木をコマンドで苗木に置き換えると計測がスタートし、苗木が木に成長するとストップする仕組み。成長にどれだけの時間がかかっているかは、チェストを移動するアイテムの数で比較することができます。

デフォルトの設定だと計測に膨大な時間がかかってしまうので、コマンドでrandomTickSpeedを300にし苗木の成長を早めて計測しました。

オークで制限ブロックの高さを地上から7~9ブロックで変えて、移動したアイテムの数を比較すると以下のようになりました。数値はいずれも100本のオークの木を成長させた結果の平均値です。

制限ブロックの高さ 移動したアイテム数
無し 22.4
7 139.0
8 45.9
9 35.7

移動したアイテムが少ないほど早く成長したということになります。予想通り「制限ブロック無し」の成長がもっとも早く、「9ブロック目」が二番目に早いという結果でした。

この結果をみても、苗木の上の制限ブロックは9ブロック目にしておいたほうが良さそうです。高さ10は枝分かれするのでナシ。高さ9でもたまに枝が発生するので、それが気になるなら高さ8にすればOKです。ただ高さ9で生じる枝は1~2ブロックなので、伐採効率に大きな影響は与えないでしょう。

横の制限ブロックと成長速度

次は横の制限ブロックを高さ4と高さ5に変えて、苗木の成長速度を比較しました。どちらも上の制限ブロックは高さ9に設置してあります。

制限ブロックの高さ 移動したアイテム数
4 35.7
5 43.5

こちらは、高さ4のほうが早いという結果になりました。高さ5のほうがより高い木(最上部の葉の位置が高い木)に成長していたようですが、幹の高さは変わらないので横の制限ブロックは高さ4にしておいたほうがいいでしょう。

苗木の成長に必要な時間

実際のところ、苗木が成長するにはどれだけの時間がかかるのか。これもオークの苗木を100本ずつ成長させて調べました。ホッパーが1つのアイテムを移動させるのに0.4秒かかることから、成長までの時間を計算しています。今回の装置だと最大で73分くらいまでしか計測できないので、それ以上時間のかかったものは全て73分で計算しました。結果は以下のとおり。

制限ブロックの位置 平均の成長時間
上9横4 19.5分
上8横4 23.6分

苗木の成長には、20~25分の時間がかかることがわかりました。制限ブロックが高さ9と8で4分程度の差。これを多いと見るか少ないと見るか・・。他の作業をしながら成長を待つのであれば、あまり気にならない差かもしれません。

ちなみに横の制限ブロックも、高さ5と高さ4に変えて比較しようとしたのですが、高さ5にしたときの成長スピードがあまりに遅すぎて途中で実験をやめてしまいました。

苗木の間隔と成長速度

オークは苗木の真上に空間があれば成長してくれるので、隣り合わせに植えると最もスペースを節約できます(Java版ではシラカバも可)。しかし狭い間隔で植えることで成長スピードが遅くなるようなら意味がありません。苗木の間隔を0、1、2、3と変えて、成長スピードを調べました。

実験に使用した設備。
間隔を変えての実験設備

結果は以下のようになりました。

苗木の間隔 移動したアイテム数
0 68.3
1 66.8
2 69.3
3 70.7

間隔が1(1ブロックおきに植えた場合)のときがもっとも早く成長しました。しかしそれぞれであまり差がないので、今回はたまたまそうなっただけかもしれません。間隔0でも間隔3より早いという結果・・・間隔はあまり気にしなくてもいいかも。

注意したいのは、間隔がせまいと成長したときに葉が隣の木と重なるということです。木一本あたりの葉の数が少なくなるので、入手できる苗木の数が少なくなります。

苗木の間隔と葉の数

苗木の間隔が狭くなったとき、葉がどれだけ少なくなるのかも調べてみました。

それぞれの間隔で10×10の苗木を植えて、生成される葉の数を調べます。
葉の数を調査

結果は以下のとおり。

苗木の間隔 1本あたりの葉の数
7 58.9
3 49.7
2 38.5
1 21.6
0 7.7

苗木の間隔が7のとき(葉が隣の木と重なっていないとき)は、1本あたり58.9個の葉が生成されていました。葉は5%の確率でドロップするので、オークの木1本から約3個の苗木を回収できることになります。

苗木の間隔が3、2、1と狭くなるにつれて葉の数も減っていき、間隔0(隣り合わせに植えている状態)だと1本あたり7.7個の葉しか生成されません。こうなると植えた本数以上の苗木を回収できないので、植林を続けることが不可能になります。

この実験結果では、間隔1でギリギリ木の本数を保てるかどうかというところ。余裕をみて間隔は2マス以上にしておいたほうが良さそうです。

シラカバでの苗木の回収

シラカバでも実験し、苗木が何本回収できるか調べました。

実験に使った設備。
間隔と回収可能苗木数の調査

シラカバの木49本を伐採したとき、回収できた苗木の本数は次のようになりました。

間隔 1回目 2回目 3回目
3マス 116 125 116
2マス 82.3 90 75
1マス 41 47 43

3マス間隔で苗木を植えたときは、植えた分の2倍以上の苗木を回収することができました。これだけ回収できていれば、仮に苗木の取りこぼしがあったとしても余裕で植林を続けることができます。

2マス間隔で苗木を植えたときも植えた分の1.6倍くらいの苗木が回収できているので、苗木をしっかり回収できるのであれば2マス間隔で植えるのもOKです。1マス間隔の場合は、植えた数よりも回収できた数が少なくなったので、植林を続けることができません。

ということで、マイクラの植林場の作り方の紹介でした。冒険しているとすぐに無くなってしまう木材も、植林場を作れば効率よく確保できるようになります。特にシラカバやマツは苗木さえ手に入れば序盤でも簡単に植林できるので、ぜひチャレンジしてみてください。。