かまどは食料を焼いたり素材を取り出したりと、序盤から高い頻度で使うことになります。何度も使っていると、精錬するアイテムをセットしたり燃料を補給したりといった作業が、だんだん面倒に。その面倒な作業を自動化してしまおう!というのが今回の内容です。自動かまどの作り方と、その使い方を紹介します。




かまどの仕組み

かまどの中には3つのマスがあり、左上には精錬するアイテムを、左下には燃料をセットします。右のマスは、精錬後のアイテムが格納されるマスです。

各マスの役割。

かまどにはスイッチが有るわけではなく、燃料と材料がセットされると自動的に精錬が始まります。精錬にかかる時間は、どんなアイテムでも1個10秒。1スタック(64個)全てを精錬するためには、およそ11分の時間がかかります。

1スタックのアイテムを精錬するだけなら、11分経過するごとにかまどを見に来てアイテムを補充してもいいのですが、大量のアイテムを精錬しなければいけないとなると、これがかなり面倒です。そこで、材料と燃料を自動的に補充し、精錬後のアイテムを自動的に排出できるように、かまどを改造していきます。

かまどを自動化する方法

ホッパーを使うことで、かまどを自動化することができます。しかも、面倒なレッドストーン回路無しで実現可能です。どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。

自動かまどの例。
自動かまどの仕組み

かまどに上からホッパーをつなげ、ホッパーに精錬したいアイテム(材料)を入れておけば、かまどの左上のマスに自動的にアイテムを補充することができます。また、かまどの側面にホッパーをつなげて、そのホッパーに燃料を入れておけば、かまどに燃料を自動的に補充することができます。さらに、かまどの下にホッパーを設置することで、精錬されたアイテムを自動的に取り出すことができます。

簡単で超絶便利

この装置のいいところは、複雑なレッドストーン回路が無く、初心者でも簡単に作ることができるという点です。それでいて、超絶便利。私の場合、かまどが自動化できることを知らなかった頃は、かまどを4つ設置して同時に精錬することで、アイテム補充のわずらわしさをごまかしていましたが(4つとも手動でアイテムを入れているから結局面倒なんですけど)、この自動かまどなら、燃料切れも気にすること無く完全に放置しておけます。植林場の木を切って、農作物を収穫しているあいだに、大量の精錬が終わっているという。もっと早く作ればよかったです。放置しておけるので同時に4つ動かす必要もなく、ゲームが重くなるのを防ぐこともできます(かまど4つを同時に動かしたら結構重くなります)。

自動かまどの作り方・手順

では、ここから自動かまどを作る手順を紹介していきます。材料は、自動かまど一つにつき、チェスト3、ホッパー3、かまど1です。下記手順では、かまどを2つ並べて作っているので、チェスト6、ホッパー6、かまど2の材料が必要になります。ホッパーで鉄インゴットを結構消費するので、あらかじめ集めておきましょう。

ホッパーのレシピ。ホッパー1つで、鉄インゴットを5つ使います。
ホッパーのレシピ

アイテム排出用チェストの設置

かまどの場所を決めたら、精錬されたアイテムを格納するためのチェストを設置します。全部で4ブロック分の高さが必要になるので、一番下は地面に埋めることで高さを抑えます。

2つ並べてラージチェストにしました。
床に埋め込んだラージチェスト

設置してラージチェストにつながるように、下画像の位置にホッパーを2つ並べて配置します。
チェスト横のホッパー

ホッパーをチェストにつなげるには、ホッパーを持った状態でチェストにカーソルを向け、シフトキーを押しながら右クリックで設置すればOKです。

ホッパーの上に、かまどを設置します。これも、シフトキーを押しながら設置します。
ホッパーの上のかまど

今回は、かまどを2つ設置することで精錬効率を高めます。もっと増やしても(同じものを何個か作っても)いいですが、結局放置しておくことになるので、2つあれば効率的には十分かなという感じ。かまどを2つ並べて作ると、アイテム出し入れの作業は1個分ですむのに、精錬はかまど2つ分の早さで進むので、2つで作るのがオススメです。

材料・燃料補給用チェストの設置

設置したかまどの裏側に、かまどにつながるようにホッパーを設置します。
かまどにつながるホッパー

ホッパーの上にはチェストを設置。
ホッパーの上のチェスト

最後に、かまどの上にホッパーを設置して、
上のホッパー

その上にチェストを設置すれば完成です。
上のチェスト

ここで設置したチェストは、2つ並べてラージチェストにしておくことで、かまど2つへのアイテム供給を、1回ぶんの操作で行うことができるようになります。精錬材料や燃料の数が少ないときは、かまどへの補充に偏りが出ることがありますが、チェストの中に2スタック以上入れれば、たいていの場合うまく振り分けられるはずです。

燃料の木炭づくりに便利

さっそく、燃料として使う木炭づくりに使用してみましょう。木炭のように、大量に精錬しなければいけないときに、このかまどは大活躍してくれます。

真ん中のチェスト(かまどの裏側のチェスト)に、最初の燃料として使用する木材を1スタックほど入れておき、上のチェストには木炭の材料となる原木を入れます。

すると、アイテムがかまどに移動して、精錬がスタート。
精錬中のかまど

精錬が終わると、木炭は自動的に下のチェストに格納されます。
チェストに格納された木炭

精錬後のアイテムを、いちいちかまどからアイテムを取り出さなくていいので、めちゃくちゃ楽です(その代わり、ホッパーでアイテムを取り出したときは、経験値を入手できなくなります)。入手できた木炭は、燃料用のチェストに入れておき、材料のチェストには、さらに原木を追加。それを繰り返すと、すぐにチェストいっぱいの燃料が用意できます。

石炭ブロックで1個お得に精錬

大量のアイテムを精錬するためには、燃料もたくさん用意しなければいけません。序盤の燃料は、入手しやすさを考えると木炭がいいと思いますが(燃焼効率も○)、もし、洞窟の探検やブランチマイニングをして、石炭が大量に手元にあるようなら、石炭ブロックを使用するのもアリです。石炭は、石炭ブロックにしてから燃料として使うことで、石炭1個ぶんお得に精錬することができます。

石炭1個 → 80秒間燃焼
石炭ブロック → 800秒間燃焼

石炭ブロックは石炭9個で作れるので、1個ぶんお得です。一応有限な資源ですが、ワールド内には一生かかっても使い切れないほど存在しているので、気にせず使っても大丈夫です。




動かないときのチェックポイント

構造がシンプルなので動かないということもほとんどないと思いますが、万が一動かなかったら、次の点を確認してみてください。

ホッパーの接続

ホッパーがきちんとかまどやチェストに接続されているか、確認しましょう。正しく接続できていなくて、ホッパー内にアイテムがたまっているかもしれません。

左が接続できていないホッパー、右が接続できているホッパーです。
接続できているホッパーとできていないホッパー

かまどにカーソルを合わせて右クリックするだけだと、かまどが開くのでホッパーが設置できません。Shiftキーを押しながら、右クリックしましょう。

燃料不足

放置しておけるという性質上、燃料不足に気が付きにくくなります。精錬が止まっているなと思ったら、燃料が切れてしまっていないか確認しましょう。また、燃料として使えないアイテムや、精錬できないアイテムが混じっていて、精錬を止めてしまっている可能性もあるので、合わせて確認してください。

プレイヤーとかまどの距離

プレイヤーがかまどから離れすぎてしまうと、精錬がストップします。かまどから100ブロック以上離れた遠い位置で作業するときは、精錬が停止する可能性があることを頭に入れておきましょう(百数十ブロック離れると停止するようです)。

かまどが設置するのが、プレイヤーがゲーム開始時にスポーンしたチャンクの場合は、どれだけ離れてもかまどを作動させることができます。ただし、常に動き続けるので、ゲーム全体が重くなる可能性も。スポーンチャンクを避けて設置したほうがいいかもしれません。

ということで、かまどを自動化する方法の紹介でした。これを作ってみると、普通にかまどを使うのが馬鹿らしくなるくらい、精錬が楽になります。構造もシンプルで材料を集めるのも難しくないので、ぜひ作ってみてください。