建築で大量に必要になる丸石(石)。地面を掘ればいくらでも出てきますが、丸石製造機を作れば、地形を壊すこと無く、かつ無限に丸石を生成することができます。今回はオブザーバーを使った丸石製造機の紹介です。




丸石の生成方法

丸石は溶岩と水を使って生成します。溶岩に水をかけると黒曜石になってしまうという話は以前ネザーゲートを作ったときにしましたが(ネザーゲートの話はコチラ→【マイクラ】ネザーゲートの作り方!ダイヤのツルハシ無しでも作れます)、実は「溶岩源」ではなく「溶岩流」が水と触れた場合は黒曜石にならず、丸石になります。

溶岩流が水に触れると丸石に。
溶岩流と水流から丸石を生成

丸石の生成自体は、レッドストーン回路を組まなくても、溶岩と水さえあれば可能。例えば、次のように水と溶岩を配置すれば無限に丸石が生成され、採取も比較的簡単です。

簡単ですが、これも無限丸石製造機です。
無限丸石製造機

2マス間隔を開けて、溶岩と水を設置。水源を置いたブロックの隣のブロックは1マス掘り下げられていて、水流が下に流れ落ちるようになっています(水流が溶岩に到達すると溶岩が黒曜石になってしまうので、溶岩の方向に流れないようにしています)。

溶岩源から溶岩が流れ出して水流に触れると、上画像のように間に丸石が生成されます(実際に流れ出す様子は確認できず、流れ出した瞬間に丸石に変化します)。この丸石をツルハシで破壊すると再び溶岩流が発生し、丸石が生成されます。丸石を破壊するたびに新しく丸石が生成されるので、無限に丸石を入手することが可能です。

溶岩流が流れ出るタイミングが少し遅いので、このやり方だと若干の待ち時間が生じますが、レッドストーン回路を作ったり装置を置いたりするのが面倒だという場合は、これでも十分使えます。

ピストンで効率化

上記の方法でも生成されるごとにツルハシで丸石を破壊すれば、いくらでも丸石を手に入れることができるのですが、破壊してから次の丸石が生成されるまでにはわずかに時間が必要で、その時間を待っているのが少しもったいないです。ある程度の数をためてから一気に破壊できたほうが効率がいいので、今回は生成された丸石をピストンで押し出す仕組みを作って、丸石を生成していきたいと思います。

完成すると、こんな感じになります。
ピストン式丸石製造機

使うものは、溶岩、水、ピストン、粘着ピストン、オブザーバー、レッドストーンリピーター、レッドストーンです。丸石の生成をオブザーバーで検知。その信号でピストンを作動させて、丸石を押し出していきます。

丸石製造機を作る場所を決めて、下画像のようにブロックをおきます。
溶岩と水流の枠

このブロックは、水流と溶岩流がムダに広がらないための枠になります。溶岩に触れることになるので、石などの燃えないブロック設置しましょう(画像では鉄ブロックを使用しています)。左側の枠には水が、右側には溶岩が入ります。

次は、画像のように地面を掘ります。
レッドストーン回路を埋める穴

レッドストーン回路を置くための穴です。一番深いところは2マス分掘ってあります。説明のために枠の鉄ブロックも一つだけ壊していますが、あとからもう一度設置します。

下画像のようにレッドストーン回路を作ります。
レッドストーンとリピーター

2マス掘り下げた場所にレッドストーンを置き、1マス掘り下げたところには、レッドストーンとリピーター、そして粘着ピストンを設置します。リピーターが信号を伝えているブロックの上(粘着ピストンの隣のブロックの上)にも、レッドストーンを置きましょう。左側の何も置かれていないブロックは、水流を下に流すための穴になります。

回路ができたらフタをします。
回路のフタ

壊していた枠のブロック(鉄ブロック)を元に戻し、リピーターの上にもブロックでフタをします。粘着ピストンの前にも、ブロックを設置。設置するブロックはなんでもいいですが、溶岩の火が飛び散るので、燃えない素材を使うようにしてください。

ピストンとオブザーバー、レッドストーンを置けば、ほぼ完成。
オブザーバーとピストン

左右の枠の間にピストンを置き、その横と斜めの位置にあるブロックにレッドストーンを置きます(このレッドストーンは、粘着ピストンの横に置かれたレッドストーンにつながります)。

ピストンの前、丸石が生成される位置の真下にはオブザーバーを設置。オブザーバーの顔が上を向くようにして(オブザーバーを置く場所の隣を深く掘って、下から上を向いて設置すれば画像のように設置できます)、丸石が生成されたときに、オブザーバーのさらに下に置かれたレッドストーンに信号が伝わるようにします。

あとは、水と溶岩を設置すれば動き出します。
水と溶岩を設置

水と溶岩を設置すると丸石が生成され、生成された丸石がピストンで押し出されていきます。ピストンが一度に押し出せるブロックは12個までなので、13個目が生成された時点で装置が止まります。

もう一度動かしたい場合は、丸石を破壊すればOKです。13個ためてから一気に破壊することができ、しかも水と溶岩の間の丸石から破壊し始めれば、破壊している間にも次々と丸石が生成されるので、かなり効率が向上します。

ピストン式自動丸石生成機・改

ここまででピストン式丸石製造機は一応完成ですが、一度に採取できる丸石の数が少ないので、ある程度の数を集めようと思ったら結局待つことになってしまいます。そこで、もう少し丸石をためられるように装置を増設してみました。

完成図はこんな感じ。
ピストン式丸石製造機・改

ピストンがもう押し出せないという位置まで丸石が生成されたら、生成された丸石を横から押してズラし、さらに丸石を生成させるという装置です。オブザーバーで13個目の丸石の生成を検知して、ピストンを動かします。

生成された13個目の丸石の隣に、オブザーバーを設置。
丸石検知用のオブザーバー

オブザーバーの顔が、丸石の方を向くように設置します。

オブザーバーが信号を出す方向にブロックと、そのブロックの上に粘着ピストンを設置。
信号を受け取るブロックと粘着ピストン

オブザーバーが出す信号は、下のブロックから粘着ピストンに伝わります。

さらにブロックとリピーターを設置。
回路遮断用ブロックとリピーター

オブザーバーが信号を伝えているブロックから信号を取り出すようにリピーターを設置し、粘着ピストンの先と、リピーターの斜め前の位置にブロックを設置します。

ピストンへ信号を送るためのブロックを設置。
ピストン用回路の土台

リピーターの斜め前の位置においたブロックに続けて、溶岩の位置までブロックを並べます。並べたブロックの上には、ピストンへ信号を伝えるためのレッドストーンを敷きます。

最後に、ピストンを並べて完成。
押し出し用ピストン

並べるピストンの数は11個です。

この装置も、ピストンがもう丸石を押し出せなくなると勝手に止まります。一度にためることができる丸石の数は11×13+2=145個。さっきほどの装置より入手できる数が多いので、だいぶ実用的です。




さらにためる丸石の数を増やす

一度にためることができる丸石が145個でも、巨大な建築をするとすぐに足りなくなってしまいます。そこで、さらに丸石を増やすために、下からピストンで押し上げて横にズラす形を作りました。この形だと、理論上は11×12×13+2+11=1729個の丸石を一度にためることができます。ただ、なぜか途中で止まってしまうことがあったので、安定性と実用性を考えると上の装置が良いかもしれません。こちらはオマケということで。

完成図。
ピストン式丸石製造機DX

かなり大掛かりな装置になります。生成されてくる丸石を地面に埋め込まれたピストンで押し上げ、12段積み重なったら横に積み上げられたピストンで押し出すという仕組みです。

まず、上に持ち上げるためのピストンを地面に埋め込みます。
持ち上げ用ピストン

丸石がたまったらこのピストンを一斉に動かして、丸石を一段上に持ち上げます。先程の装置と同じように端にはオブザーバーを設置しておき、丸石の到達を検知して信号が出るようにします。

オブザーバーの後ろに、粘着ピストンとレッドストーンブロックを設置。
丸石検知用オブザーバーと粘着ピストン

オブザーバーの信号を直接粘着ピストンに伝えるようにして、粘着ピストンから1マスあけてレッドストーンブロックを置いておきます。このレッドストーンブロックは、地面に埋め込まれたピストンを動かすための、信号源になります。

ピストンへ信号を伝えるために、レッドストーンを設置。
ピストンへ信号を伝える回路

ピストンの隣にレッドストーンを敷いていきます。オブザーバーが信号を発すると、粘着ピストンがレッドストーンを一瞬だけ引き寄せて、ピストンに信号が伝わります。

レッドストーンの上にピストンを横向きに設置。
横へ押し出すためのピストン

地面に敷いたレッドストーンの上に、丸石を横に押し出すためのピストンを設置していきます。このピストンは12段積み重ねます。

積み重ねるとこうなります。
押し出し用ピストンを積み上げた状態

積み重ねたピストンの裏側にブロックを設置していきます。
回路の土台のブロック

このブロックは、レッドストーンを置く土台となります。一行間隔で設置していき、両端はピストンから1マス分はみ出しています(一番下だけ少し形が違います)。また、各行の間には、1マス分外側にブロックを設置して、ブロック上で回路がつなげられるようにしておきます。

上にオブザーバーの設置。
丸石検知用オブザーバー

積み上げたピストンの正面から向かって右上の位置に、オブザーバーを設置します。ここまで丸石が積み上がったら、ピストンを動かして横にズラします。

ブロックと粘着ピストンを設置。
信号制御用粘着ピストン

オブザーバーが信号を発する位置にブロックを設置し、その上に粘着ピストンを置きます。

粘着ピストンの先と、その下に1マスあけてブロックを設置。
信号制御用ブロック

粘着ピストンとその先のブロックは、回路を一時遮断するために設置します(これがないと、装置が永遠に動き続けてしまいます)。

下画像の位置に、逆さの階段ブロックを設置。
逆さの階段ブロック

先程下側に置いたブロックの隣に、上画像のような向きで階段ブロックを設置します。このブロックは上付きのハーフブロックにしてもOKです。

リピーターとレッドストーンを設置。
リピーターとレッドストーン

オブザーバーの信号を受け取っているブロックから、信号を取り出すようにリピーターを設置し、その先にレッドストーンをつなげていきます。

反対側までレッドストーンを敷きます。
延長されたレッドストーン

反対側まで全て敷いたら、一段下げて設置してあるブロックにもレッドストーンを置き、隣にリピーターを設置してレッドストーンを延長していきます。

下まで同じように設置します。
下まで同じように敷かれたレッドストーン

下まで設置したら、回路を動かしてみましょう。上のオブザーバーの前にブロックを置いたときにピストンが全て動けば完成です。

この装置で、MAXまでためるとこうなります。
最大まで丸石をためた様子

これだけの量があるとダイヤのツルハシでも全部壊すのに20分くらいかかってしまいますが、チェスト1個分くらいの丸石を一気に手に入れることができます。

階段状にブロックを破壊して上にのぼり、上段から掘り下げてきましょう。
生成された丸石の採掘方法

たまに止まってしまうのが非常に残念です。ただ、近くにいればピストンの動く音で動いているか止まっているかが確認できるので、音がならなくなったら確認にくるようにすればいいですね。

以上、自動丸石製造機の作り方の紹介でした。この装置で使っているレッドストーン回路については、以下の記事で詳しく説明しています。合わせて読んでみて下さい。