マイクラ1.20旅路と物語アップデートが、日本時間の2023年6月8日にリリースされました。新種の木材であるサクラや、新たな構造物である旅路の遺跡などが追加され、遠方への旅がより楽しくなるアップデートです。新しく追加されたブロックやアイテム、これまでの仕様から変更された点などをまとめて紹介します。




マイクラ1.20アプデの新要素

バイオーム

マイクラ1.20では、サクラの木がはえるピンク色の花が咲く桜の木が多く生える桜バイオームが追加されました。草原系の山や、小高い丘のようなところによく生成されています。サクラの葉(花)からは花びらが舞い散っていて、見ているだけで穏やかな気持ちになってきます。

サクラの林バイオーム

オークやシラカバと同じように、苗木から育てることもできます。幹がまっすぐ育たないので伐採の手間はかかりますが、原木からはピンク色の板材をクラフト可能。階段やハーフブロック、ドアなどもあります。

サクラの木関係のブロック

サクラ系のブロックは、やさしいピンク色です。建物をかわいくしたいときにかなり使えそう。シルクタッチで葉も採取できますが、見た目は葉というより花です。

夜桜

夜の花吹雪も美しいです。

構造物

旅路の遺跡という構造物がワールドに生成されるようになりました。旅路の遺跡はほとんどが地面に埋まっていて、テラコッタや砂利などが一部だけ露出しています。

旅路の遺跡の露出した部分

旅路の遺跡が生成されるのは、次のバイオームです。

  • タイガ
  • 雪のタイガ
  • トウヒの原生林
  • マツの原生林
  • シラカバの原生林
  • ジャングル

旅路の遺跡は広範囲にわたって生成されているので、すべて掘り起こすのにけっこう時間がかかります。チェストはないですが、怪しげな砂利がたくさん生成されていて、ブラシを使ってアイテムを発掘することができます。鍛冶型や壺の欠片も見つかります。

旅路の遺跡の全景

旅路の遺跡やサクラの林バイオームは、過去に一度でも読み込まれた(表示された)範囲内には生成されません。既存のワールドで探す場合は、まだ行ったことのないところを探しましょう。

Mob

ラクダとスニッファーが新たに追加されました。

スニッファーとラクダ

ラクダは砂漠の村にスポーンする友好的なMobです。鞍を装備すると、2人まで同時に乗ることができます。移動速度はゆっくり目ですが、馬のジャンプと同じようにゲージをためると川を飛び越えることが可能です(水平方向にジャンプする)。サボテンで繁殖できます。

スニッファーは、巨大なくちばしと6本の足をもつ動物です。地面からトーチフラワーの種やウツボカズラのさやを掘り出す性質があります。やや不気味な見た目ですが、プレイヤーには友好的で、トーチフラワーの種で繁殖することもできます。

スニッファーは自然に出現することはなく、スニッファーの卵でスポーンさせることができます。スニッファーの卵は、温かい海の海底遺跡に生成される怪しげな砂から見つかります。

新たなシステム

考古学

考古学という新しいシステムが追加されました。考古学は、オーバーワールドの構造物に生成された怪しげな砂や怪しげな砂利をブラシで掘ると、アイテムが発掘できるシステムです。壺の欠片や鍛冶型、スニッファーの卵など貴重なアイテムを手に入れることができます。

怪しげな砂と砂利

怪しげな砂・砂利は、砂・砂利と見た目よく似たブロックです。怪しげな砂・砂利のほうがやや荒い感じの模様になっています。重力によって落下する性質も同じですが、怪しげな砂・砂利は着地すると消えてしまいます。採掘するときは、下のブロックを破壊してしまわないように注意が必要です。

ブラシを怪しげな石に向かって使うと、徐々にアイテムが出てきます。

ブラシを使っている様子

発掘に使うブラシは、羽根と銅インゴットと棒でクラフトできます。アイテムのなくなった怪しげな砂・砂利はノーマルの砂・砂利に変化します。

ブラシの作り方

怪しげな砂は、砂漠の寺院・暖かい海底遺跡・砂漠の井戸で生成されます。怪しげな砂利が生成されるのは、冷たい海底遺跡、旅路の遺跡です。

防具の装飾

鍛冶台に、鍛冶型、防具、鉱石をセットすると、防具に模様をつけられるようになりました。鍛冶型で模様の種類を、鉱石で模様の色を決められます。

防具の模様

鍛冶型は、砂漠の寺院や難破船、ピリジャーの前哨基地など、構造物のチェストから手に入れることができます。構造物ごとに出現する鍛冶型は決まっていて、全種類を集めようとしたら全ての構造物を探検する必要があります。

防具に模様をつけると、鍛冶型は消費されてなくなってしまいます。しかし、ダイヤモンド7個と、それぞれの鍛冶型に対応する素材と組み合わせることで鍛冶型の複製が可能です。

アイテム

竹ブロック

竹9個で、竹ブロックを作ることができるようになりました。竹ブロックは原木と同じような性質を持つブロックで、燃料として使ったり、板材をクラフトしたりすることができます。

竹ブロック関係のアイテム

竹ブロック、表皮を剥いだ竹ブロック、竹の板材、ボタン、ドア、フェンス、フェンスゲート、吊り看板、感圧板、ハーフブロック、階段、トラップドア、竹細工、竹細工のハーフブロック、竹細工の階段など、木の同じブロックが作れます。竹の板材やハーフブロックは、他のブロックの材料として使うことも可能です。

模様入りの本棚

本を収納したり取り出したりできる、模様入りの本棚が追加されました。6つの木材と3つのハーフブロックでクラフトできます。

模様入りの本棚の作り方

収納できるのは、本、本と羽根ペン、記入済みの本、エンチャントの本。上・下段にそれぞれ3冊ずつ、合計6冊まで収納することができます。コンパレーターをつないでおくと、出し入れする場所によって強度の違う信号を取り出すことも可能。ホッパーやドロッパーで本を入れることもできます。

吊り看板

ブロックの側面や底面にぶら下げられる、吊り看板が追加されました。吊り看板は、樹皮を剥いだ原木6つと、鎖2つでクラフトできます。

吊り看板

底面にぶら下げたときは鎖だけで、側面に付けたときは棒にぶら下がる形で設置されます。スニーク状態で底面につけると鎖がハの字になり、角度を変えて設置することができます。

また、看板の再編集ができるようになっています。1.19.4までは破壊しないと書き換えることができませんでしたが、1.20から設置したまま何度でも編集が可能です。さらに、看板の表と裏に別々の文章を書けるようにもなっていて、ハニカムで文章をロックすることもできます。

調律されたスカルクセンサー

スカルクセンサーとアメジストの欠片を組み合わせて、調律されたスカルクセンサーを作れるようになりました。調律されたスカルクセンサーは、レッドストーン信号を入力することで、入力した信号強度と同じ周波数の振動だけを検知するようになります。

信号が入力されたスカルクセンサー

たとえば強度2の信号を入力しておき、歩行には反応しないけど、ジャンプの着地には反応するということが可能です。

ピグリンの頭

プレイヤーがかぶれる、ピグリンの頭が追加されました。ピグリンが帯電クリーパーで倒されたときにドロップします。

ピグリンの頭

この姿で突然あらわれたら驚きますね。歩くと耳がパタパタと動きます。

トーチフラワー・ウツボカズラ

トーチフラワーとウツボカズラという新種の花が追加されました。トーチフラワーはスニッファーの餌になる花で、スニッファーが掘り出す種を耕地にうえると育てることができます。

トーチフラワーとウツボカズラ

ウツボカズラも、スニッファーが掘り出したウツボカズラのさやを耕地に植えると育てることができます。青緑色の染料をクラフト可能です。

飾り壷

壺の欠片やレンガで飾り壷を作ることができるようになりました。作業台で、ひし形になるように材料をおいて作ります。

飾り壷の作り方

上下左右のマスにおいた壺の欠片の模様が、そのまま飾り壺の側面の模様になります。壺の欠片ではなくレンガを使うと、無地の側面にすることが可能。レンガのみで飾り壷を作ることもできます。

とても壊れやすく、ツルハシや剣などを持って破壊すると材料に戻ってしまいます。壺のままアイテム化したいときは、素手や使えないアイテム(ブロックなど)を持った手で破壊するようにしましょう。




マイクラ1.20アプデでの変更点

クラフト方法の変更

ネザライトの武器・防具を作るために、ネザライト強化の鍛冶型が必要になりました。

ネザライトへの強化方法の変化

バージョン1.19.4までは、ダイヤモンドの武器防具とネザライトインゴットだけで作れました。1.20からは鍛冶型も必要ということで、ネザライト装備をそろえるのがかなり大変になっています。

ネザライト強化の鍛冶型は、砦の要塞にあるチェストで見つけられます。確実に入っているわけではないうえに、そもそも砦の要塞を見つけるのも大変なので、手に入れる難易度は高いです。

砦の要塞のチェストの中身

運が良ければ、同じ要塞の複数のチェストで鍛冶型をゲットできることも。くまなく探索しておきましょう。

鍛冶型は、ダイヤモンド7個と対応するブロック1個で複製することができます。ネザライト強化の鍛冶型は、ネザーラックで複製可能です。

鍛冶型の複製のレシピ

しかしダイヤモンド7個を消費するということで、コストはとても高いです。

その他の変更点

羊毛・ベッド・カーペット

色付きの羊毛、ベッド、カーペットが、染料で他の色に染められるようになりました。Java版では白色しか染められなかったので、嬉しい変更です。

アメジストブロック

スカルクセンサーの隣においたとき、スカルクセンサーが検知した振動と同じ振動を発するようになりました(共振)。この仕組みを使うと、直接レッドストーン回路をつなげなくても、遠くの装置を動かすことができます。

エンチャントテーブル

本棚とエンチャントテーブルのあいだに草や花があっても、エンチャントレベルアップが妨げられなくなりました。

音符ブロック

Mobの頭をスニークなしで上におけるようになりました。また、Mobの頭を上においた状態で信号を入力すると、Mobの環境音を再生するようになりました。

ということで、マイクラ1.20アップデート内容のまとめでした。サクラ、旅路の遺跡、考古学システム、ネザライト装備の作成方法の変更など、今回も新要素盛りだくさんのアップデートとなっています。既存のワールドで引き続き遊ぶか、新しいワールドを作って遊ぶか悩ましいところ。これから少しずつ楽しんでいきたいと思います!

Java1.20.xアップデート

バージョン 内容
1.20.1 バグ修正メインのアップデート
1.20.2 ・/randomコマンドの追加
・バリアブロックの落下時のパーティクルがでなくなる、クリエイティブモードで浸水させられるようになるなどの仕様変更
・サクラの花びらの当たり判定が大きさによって変わるようになった
・スカルクセンサーが検知できる振動が増えた
・村人のゾンビ治療を繰り返すと、取引がどんどん割引されていくというバグが修正された
・深層ダイヤモンド鉱石がより多く生成されるようになった
・コマンド履歴がワールドをこえて使えるようになった
・取引の変更については実験的要素を有効にしたばあいに適用される