何かほしいエンチャントがあるときは、村人を繁殖させながらエンチャントの本を持っている司書が出現するのを待つことになると思いますが、司書が持っているエンチャントの本は種類がバラバラで、ほしいエンチャントが出てくるかは取引画面を開いてみないとわかりません。なかなかお目当てのエンチャントが出てくれないことも・・。いったいそれぞれのエンチャントがどれだけの確率で出現するのか。今回は司書を300人を召喚して、持っているエンチャントの本の種類を調査してみました。




エンチャント済みアイテムについて

エンチャント済みのアイテムを取引してくれる村人は、「釣り人」「司書」「防具鍛冶」「武器鍛冶」「道具鍛冶」「革細工師」です。「釣り師」がいつの間にか「釣り人」になっていますね。

エンチャント済みアイテムを取引してくれる村人たち。
エンチャント済みアイテムを取引してくれる村人たち

釣り人からは、エンチャント済みの釣り竿を、司書からはエンチャントの本を、防具鍛冶からはエンチャント済みのダイヤのチェストプレートを、武器鍛冶からはエンチャント済みの鉄の剣・ダイヤの剣・ダイヤの斧を、道具鍛冶からはエンチャント済みの鉄のシャベル・鉄のツルハシ・ダイヤのツルハシ、革細工師からはエンチャント済みの革の上着を交換してもらえます。

村人と取引できるアイテムについて詳しくは、こちらの記事で解説しています。

エンチャントテーブルがなくてもエンチャント済みのアイテムが使えるので、ぜひ活用したいところ。もし村にいないなら、繁殖して村人を増やしてみましょう。

村人の繁殖方法は、こちらの記事で詳しく説明しています。

村人から入手できるエンチャント済みアイテムのうち、よく使うことになりそうな釣り竿、エンチャントの本、ダイヤのチェストプレート、ダイヤの剣、ダイヤのツルハシについて、付与されているいるエンチャントを調べました。

出現するエンチャントレベル

公式Wikiによると、エンチャントの本はエンチャントレベル1~30(全レベル)のエンチャントが、釣り竿やダイヤの剣など他のアイテムはエンチャントレベル5~19のものが付与された状態で出現するようです。

エンチャントレベルとはエンチャントのランクを示す数値で、エンチャントテーブルでエンチャントするときに右側に表示されます。数字が大きいほど、高レベルのエンチャントがつきます。
エンチャントテーブルの画面

ダイヤの剣に付与されるのは5~19レベルのエンチャントなので、ダメージ増加Ⅴのような強力なエンチャントがついていることはありません。しかしエンチャントの本なら全レベルのエンチャントが出るため、金床で武器や道具と合成することでダメージ増加Ⅴやドロップ増加Ⅲなど高レベルのエンチャントがついたアイテムを作ることができます。

とは言っても、そういった高レベルのエンチャントは出現しにくいのでは・・と思いきや、公式Wikiには「エンチャントの内容はランダムに、どのエンチャントのどのレベルにも等しい確率で選ばれる」との記載が。エンチャントは種類が多いのでお目当てのエンチャントが出にくく感じることもありますが、高レベルだからといって他と比べて出にくいわけではなさそうです。




エンチャントの種類調査

それぞれの職業の村人をコマンドブロックを使って100人召喚し、取引の更新を重ねたのち、アイテムについているエンチャントの種類をひたすら確認し続けました。

村人100人を召喚する装置。
村人100人を召喚する装置

ボタンを押すと、コマンドブロックの上に村人が召喚されます。
100人の村人

入力したコマンドは下記のようなもの。
/summon villager ~ ~1 ~ {Profession:0,Career:2,Attributes:[{Name:generic.movementSpeed,Base:0}]}

いろいろ調べながら職業だけでなく肩書(専門)も指定できるであろうコマンドにしたつもりが、なぜか職業だけしか反映されず、違う肩書の村人が出てきたとき(例えば司書ではなく製図家が出てきたとき)は、村人を倒して召喚し直しました。

村人の選別に加えて、取引を更新する作業などでかなり時間がかかってしまい、調査数100人でギブアップ。1000人くらいやりたかったですが、とんでもなく時間がかかりそうでやめました。

では、以下で職業別に結果を紹介していきます。

司書のエンチャントの本

司書は一人につき3冊のエンチャントの本を持っているので、1冊あたり100人ということで300人まで調べました。一人ひとり取引を全て開放してから調べています。3冊あるうちの2冊が同じエンチャントという場合も、それぞれ1ずつカウント(さすがに3冊とも同じ司書はいなかった)。結果は次のようになりました。

エンチャントの種類 個数 割合
ダメージ増加Ⅰ 10 1.1%
ダメージ増加Ⅱ 7 0.8%
ダメージ増加Ⅲ 7 0.8%
ダメージ増加Ⅳ 4 0.4%
ダメージ増加Ⅴ 9 1.0%
アンデッド特攻Ⅰ 9 1.0%
アンデッド特攻Ⅱ 3 0.3%
アンデッド特攻Ⅲ 6 0.7%
アンデッド特攻Ⅳ 7 0.8%
アンデッド特攻Ⅴ 4 0.4%
虫特攻Ⅰ 8 0.9%
虫特攻Ⅱ 10 1.1%
虫特攻Ⅲ 4 0.4%
虫特攻Ⅳ 5 0.6%
虫特攻Ⅴ 8 0.9%
範囲ダメージ増加Ⅰ 16 1.8%
範囲ダメージ増加Ⅱ 9 1.0%
範囲ダメージ増加Ⅲ 9 1.0%
ノックバックⅠ 14 1.6%
ノックバックⅡ 13 1.4%
火属性Ⅰ 11 1.2%
火属性Ⅱ 11 1.2%
ドロップ増加Ⅰ 12 1.3%
ドロップ増加Ⅱ 11 1.2%
ドロップ増加Ⅲ 14 1.6%
射撃ダメージ増加Ⅰ 3 0.3%
射撃ダメージ増加Ⅱ 4 0.4%
射撃ダメージ増加Ⅲ 4 0.4%
射撃ダメージ増加Ⅳ 3 0.3%
射撃ダメージ増加Ⅴ 5 0.6%
パンチⅠ 12 1.3%
パンチⅡ 12 1.3%
フレイム 32 3.6%
無限 22 2.4%
ダメージ軽減Ⅰ 7 0.8%
ダメージ軽減Ⅱ 12 1.3%
ダメージ軽減Ⅲ 9 1.0%
ダメージ軽減Ⅳ 7 0.8%
爆発耐性Ⅰ 6 0.7%
爆発耐性Ⅱ 6 0.7%
爆発耐性Ⅲ 4 0.4%
爆発耐性Ⅳ 9 1.0%
飛び道具耐性Ⅰ 5 0.6%
飛び道具耐性Ⅱ 7 0.8%
飛び道具耐性Ⅲ 6 0.7%
飛び道具耐性Ⅳ 9 1.0%
火炎耐性Ⅰ 9 1.0%
火炎耐性Ⅱ 10 1.1%
火炎耐性Ⅲ 6 0.7%
火炎耐性Ⅳ 8 0.9%
落下耐性Ⅰ 6 0.7%
落下耐性Ⅱ 10 1.1%
落下耐性Ⅲ 4 0.4%
落下耐性Ⅳ 6 0.7%
棘の鎧Ⅰ 12 1.3%
棘の鎧Ⅱ 12 1.3%
棘の鎧Ⅲ 10 1.1%
水中採掘 36 4.0%
水中呼吸Ⅰ 13 1.4%
水中呼吸Ⅱ 9 1.0%
水中呼吸Ⅲ 8 0.9%
水中歩行Ⅰ 8 0.9%
水中歩行Ⅱ 8 0.9%
水中歩行Ⅲ 10 1.1%
氷渡りⅠ 18 2.0%
氷渡りⅡ 16 1.8%
効率強化Ⅰ 4 0.4%
効率強化Ⅱ 6 0.7%
効率強化Ⅲ 2 0.2%
効率強化Ⅳ 9 1.0%
効率強化Ⅴ 3 0.3%
耐久力Ⅰ 9 1.0%
耐久力Ⅱ 5 0.6%
耐久力Ⅲ 7 0.8%
シルクタッチ 23 2.6%
幸運Ⅰ 9 1.0%
幸運Ⅱ 11 1.2%
幸運Ⅲ 14 1.6%
修繕 34 3.8%
宝釣りⅠ 10 1.1%
宝釣りⅡ 7 0.8%
宝釣りⅢ 14 1.6%
入れ食いⅠ 16 1.8%
入れ食いⅡ 14 1.6%
入れ食いⅢ 5 0.6%
消滅の呪い 35 3.9%
束縛の呪い 39 4.3%
合計 900

「エンチャントの内容はランダムに、どのエンチャントのどのレベルにも等しい確率で選ばれる」とのことでしたが、明らかに偏りがあるものがありました。

出現率が2%を超えていたエンチャント↓

エンチャントの種類 個数 割合
束縛の呪い 39 4.3%
水中採掘 36 4.0%
消滅の呪い 35 3.9%
修繕 34 3.8%
フレイム 32 3.6%
シルクタッチ 23 2.6%
無限 22 2.4%
氷渡りⅠ 18 2.0%

特に出現割合がかなり高かったのが、呪いのエンチャント2種類。いらないのに出現率が高いという。修繕が多く出現していたのも意外でした。なぜか水中採掘も多いです。水中呼吸もⅠ~Ⅲすべて合わせると3%を超えるので、エンチャントの種類だけで見て「等しい確率で選ばれる」ということなのかもしれません。

武器鍛冶のダイヤの剣

次は武器鍛冶が取引してくれるダイヤの剣のエンチャントです。ダイヤの剣には複数のエンチャントがついていることもありますが、それらも全てカウントしてあり、割合は武器鍛冶100人のうち何%で出現したかという数字です。

エンチャントの種類 個数 割合
ダメージ増加Ⅰ 8 8.0%
ダメージ増加Ⅱ 20 20.0%
ダメージ増加Ⅲ 1 1.0%
ダメージ増加Ⅳ
ダメージ増加Ⅴ
アンデッド特攻Ⅰ 7 7.0%
アンデッド特攻Ⅱ 14 14.0%
アンデッド特攻Ⅲ 2 2.0%
アンデッド特攻Ⅳ
アンデッド特攻Ⅴ
虫特攻Ⅰ 5 5.0%
虫特攻Ⅱ 10 10.0%
虫特攻Ⅲ 4 4.0%
虫特攻Ⅳ
虫特攻Ⅴ
ノックバックⅠ 24 24.0%
ノックバックⅡ
火属性Ⅰ 9 9.0%
火属性Ⅱ
ドロップ増加Ⅰ 5 5.0%
ドロップ増加Ⅱ
ドロップ増加Ⅲ
範囲ダメージ増加Ⅰ 1 1.0%
範囲ダメージ増加Ⅱ 6 6.0%
範囲ダメージ増加Ⅲ
耐久力Ⅰ 5 5.0%
耐久力Ⅱ 17 17.0%
耐久力Ⅲ 2 2.0%

こちらはエンチャントレベル5~19までのエンチャントしか出現しないということで、高ランクのエンチャントは出てきませんでした。特に多かったのはダメージ増加ⅡとノックバックⅠ。ノックバックⅠにいたっては4人に1人くらいの出現率です。耐久力だけは、Ⅲも出現しました。

武器鍛冶のダイヤの斧

武器鍛冶は、ダイヤの剣の他にダイヤの斧も取引してくれます。こちらも100人分調べました。

エンチャントの種類 個数 割合
耐久力Ⅰ 12 12.0%
耐久力Ⅱ 20 20.0%
耐久力Ⅲ 12 12.0%
幸運Ⅰ 15 15.0%
幸運Ⅱ
幸運Ⅲ
効率強化Ⅰ 17 17.0%
効率強化Ⅱ 42 42.0%
効率強化Ⅲ 10 10.0%
効率強化Ⅳ
効率強化Ⅴ
シルクタッチ 9 9.0%

斧は武器として使用できるアイテムですが、付与されるエンチャントは道具系のエンチャントです。かなり高い確率で、効率強化Ⅱが付与されていました。耐久力Ⅱ+効率強化Ⅱという組み合わせも多く、まれに出てきた耐久力Ⅲ+効率強化Ⅲのダイヤの斧は当たりと言えそうです。

防具鍛冶のダイヤのチェストプレート

防具鍛冶のダイヤのチェストプレートは、次のようになりました。

エンチャントの種類 個数 割合
ダメージ軽減Ⅰ 13 13.0%
ダメージ軽減Ⅱ 31 31.0%
ダメージ軽減Ⅲ 1 1.0%
ダメージ軽減Ⅳ
火炎耐性Ⅰ 9 9.0%
火炎耐性Ⅱ 5 5.0%
火炎耐性Ⅲ
火炎耐性Ⅳ
爆発耐性Ⅰ 4 4.0%
爆発耐性Ⅱ 3 3.0%
爆発耐性Ⅲ 2 2.0%
爆発耐性Ⅳ
飛び道具耐性Ⅰ 3 3.0%
飛び道具耐性Ⅱ 4 4.0%
飛び道具耐性Ⅲ 8 8.0%
飛び道具耐性Ⅳ 5 5.0%
棘の鎧Ⅰ 8 8.0%
棘の鎧Ⅱ
棘の鎧Ⅲ
耐久力Ⅰ 15 15.0%
耐久力Ⅱ 28 28.0%
耐久力Ⅲ 5 5.0%

ダメージ軽減Ⅳ、火炎耐性Ⅳ、爆発耐性Ⅳは出現しませんでしたが、飛び道具耐性Ⅳはわりと多く出現しました。耐久力はⅠ~Ⅲまで全て出現していて、中でも全体の3分の1くらいには耐久力Ⅱが付与されていました。

道具鍛冶のダイヤのツルハシ

道具鍛冶のダイヤのツルハシです。武器鍛冶のダイヤの斧と、ほとんど同じような結果になりました。

エンチャントの種類 個数 割合
効率強化Ⅰ 18 18.0%
効率強化Ⅱ 42 42.0%
効率強化Ⅲ 17 17.0%
効率強化Ⅳ
効率強化Ⅴ
シルクタッチ 8 8.0%
幸運Ⅰ 13 13.0%
幸運Ⅱ
幸運Ⅲ
耐久力Ⅰ 16 16.0%
耐久力Ⅱ 20 20.0%
耐久力Ⅲ 9 9.0%

釣り人の釣り竿

エンチャントされていない釣り竿を使っていると、いつまでたってもいいアイテムを釣り上げることができません。釣り竿も、エンチャント必須のアイテムです。釣り人が交換してくれるエンチャント済みの釣り竿は、次のようになりました。

エンチャントの種類 個数 割合
宝釣りⅠ 13 13.0%
宝釣りⅡ
宝釣りⅢ
入れ食いⅠ 13 13.0%
入れ食いⅡ
入れ食いⅢ
耐久力Ⅰ 41 41.0%
耐久力Ⅱ 45 45.0%
耐久力Ⅲ 2 2.0%

宝釣り、入れ食いともにⅡとⅢは出ません。Ⅰのままでは効果が薄いので、手に入った釣り竿同士を金床で合成して、Ⅲを作り出すといいと思います。

Ⅴのエンチャントを合成

ダメージ増加やアンデッド特攻、虫特攻は、レベルⅡがダイヤの剣に付与された状態で取引できることが多いことがわかりました。なかなか出てくれないレベルⅤのエンチャント本の出現を待つよりも、レベルⅡから金床で合成していってⅤを作り出したほうが早そうです。例えば虫特攻Ⅴのダイヤの剣を作りたい場合は、Ⅱ同士を合成してⅢを、Ⅲ同士を合成してⅣを作り、Ⅳ同士を合成すればⅤを作ることができます。

エンチャントの合成については、こちらで詳しく解説しています。

虫特攻Ⅱから虫特攻Ⅴを作る流れ。数字は合成に必要な経験値コストです。
虫特攻Ⅱから虫特攻Ⅴを作る流れ

上画像を見ると分かる通り8本のダイヤの剣(虫特攻Ⅱ)と、合計60の経験値コストがあれば、虫特攻Ⅴのダイヤの剣を作ることができます。何度も合成を重ねるので合成時のコストが多くなりますが、トラップタワーなどを作ることができていれば大丈夫なはず。この方法で高レベルのエンチャントがついたアイテムを作ることも、検討してみるといいと思います。

ちなみにエンチャントの本で虫特攻Ⅴを作る場合、経験値コストはたったの5です。
エンチャントの本で虫特攻Ⅴを作るときの経験値コスト

ということで、取引で手に入るエンチャント済みアイテムの、エンチャントの種類調査でした。調べるのはなかなか大変でしたが、どのエンチャントがどれだけ出てくるのかがわかってまた理解が深まりました。冒険の効率化のために、ぜひ参考にしていただければと思います。