どうやら風車型ブランチマイニングというものがあり、より効率的にブランチマイニングをすることができると知りました。しかし、やり方が少しむずかしそう。そこで今回は、風車型ブランチマイニングのやり方を、詳しく確認していきたいと思います。




風車型ブランチマイニングとは

風車型ブランチマイニングは、風車のような形に坑道を掘りすすめていく、ブランチマイニングの手法です。一般的にブランチマイニングというと、一本の通路を掘って、その壁を3マス間隔で坑道として掘り進めていきますが(枝型)、風車型は入り口の周囲をぐるぐると回るように掘り進めていきます。

一般的な「枝型」ブランチマイニング(左)と、風車型ブランチマイニング(右)。
枝型ブランチマイニングと風車型ブランチマイニング

この掘り方を考案したのは、てりぃさんという方。ニコニコ動画で解説を見ることができるので、ぜひこの記事と合わせて見てみてください。

メリット

風車型ブランチマイニングのメリットは、「帰ってくるのが楽」ということです。枝型ブランチマイニングは、坑道が3マスおきというルールだけ守れていれば、あまり頭を使わずに作業することができるので、とても楽なのですが、掘れば掘るほど入り口から離れていくので、たくさん掘ったときは入り口まで戻るのに時間がかかってしまいます。その点、風車型ブランチマイニングは、入り口の周りをぐるぐると掘り進める形のため、たくさん掘っても入り口から遠くなりにくく、入り口まで戻るのが非常に楽です。

他にも「これだけの量のダイヤがほしいときは、何周掘ればいいか、そのために必要な材料はどれくらいかといったことを、予測しやすい」ことと、「どれだけ掘ったかを数えられる」ということも、メリットとして上げられていました。なるほど。たしかに○周と数えられたら、何か比較するときとかは便利かもしれません。

デメリット

デメリットは、やり方が少し難しいという点です。慣れてしまえばどうってことないのですが、しばらくやらずにいると、私もすぐにやり方を忘れてしまいます(記憶力の問題もある)。また、掘るときに何度も方向転換する必要があるので、枝型に比べて頭を使って掘る必要があるように感じます。

帰還が楽になることはあっても、採掘効率が向上するわけではありません(風車型ブランチマイニングも、枝型と同じように3マス間隔で坑道を掘っていくので、入手できる鉱石がめちゃくちゃ増えるわけではなく、採掘効率はどちらも同じくらいです)。もし、極力頭を使わずに、何も考えず無心で採掘したい場合は、枝型ブランチマイニングのほうが向いています。

風車型ブランチマイニングのやり方

では、ここからは風車型ブランチマイニングの具体的なやり方を見ていきます。最初、基準となる最も小さな風車の形を作り、そこから一定のルールにしたがって掘り進めていきます。

最初の風車を作る

基準となる小さな風車を作っていきます。

この形を作ります。
基準の風車

風車の形に似ていますね。
風車

では、スタートです。

Y=11の高さまで下りてきたら、入り口から4マス掘り進めます(左)。その先を左右に4マスずつ掘り進めて、地面に松明を置いておきます(右)。
風車型ブランチマイニングの手順1と2

上画像の赤いマスは入り口を、黄色いマスは松明を表しています。元動画では、正方形の頂点と羽の先とで置く目印を変えていますが、今回は簡略化するために全て松明にしています(目印を変えておくと、掘り方を間違えにくくなるので、慣れないうちは分けたほうがいいかもしれません)。松明は、湧き潰し用と目印用を区別できるように、湧き潰し用は壁に、目印用は地面に設置していくことにします。

次に、掘った先から左側を向いて4マス掘って目印を置き、振り返って8マス掘り進めて目印を置きます。
風車型ブランチマイニングの手順3と4

以降、同じ作業を2回繰り返します。
風車型ブランチマイニングの手順5と6

最初に置いた松明が出てきたらストップ。
風車型ブランチマイニングの手順7と8

最後に、左側を向いて4マス掘ったら、目印を置いて完成です。
風車型ブランチマイニングの手順9

これで、基準の風車が完成です。坑道は、9×9の大きさの正方形の頂点に、羽が生えているような形になっています。この9×9の部分の内側は堀り広げても大丈夫なので、広げて地下拠点を作っておいてもいいと思います。

こんな形にしてもOK。
地下拠点のスペース

チェストやかまど、ベッドなどを置いておくと、精錬しながら採掘することができ、不意のゲームオーバーにも対応しやすくなります。
地下拠点

2周目以降の採掘

基準となる風車ができたら、スタート地点に移動して、本格的にブランチマイニングを始めていきます。基準の風車と、少しだけ掘り方が違っています。

羽の先から、右側に4マス掘って松明を置き、さらに左側に4マス掘って松明を置きます。
2周目以降の手順1

上画像の左上の位置(一回り大きな風車の、羽の先端)がスタート地点です。ここから、次のような手順を3回繰り返します。

1.後ろを振り返って、目印の松明が出てくるまで掘り進める。
2.目印が出てきたら、さらにまっすぐ4マス掘り進める。
3.左を向いて、4マス掘り進める。

後ろを振り返って、目印の松明が出てくるまで掘り進めます。
2周目以降の手順2

目印の松明が出てきたら、そこからまっすぐ4マス掘り進めて松明を置き、左側を向いて4マス掘り進めて松明を置きます。
2周目以降の手順3

もう一度、後ろを振り返って、目印が出てくるまで掘り進めます。
2周目以降の手順4

同じことを、もう1回繰り返します。
2周目以降の手順5

最後に振り返って掘り進め、通路がつながると、風車が一回り大きくなります。
一回り大きくなった風車

風車が一回り大きくなったら(1周してきたら)、羽の先端に移動して、もう一度右に4マス、左に4マス掘って3周目のスタート地点に移動し、後ろを振り返って掘り進めていきます。

一周分の掘り方をまとめると、

1.羽の先端から右に4マス
2.左に4マス
3.振り返って目印までまっすぐ
4.目印から4マスまっすぐ
5.左に4マス
6.振り返って目印までまっすぐ
7.目印から4マスまっすぐ
8.左に4マス
9.振り返って目印までまっすぐ
10.目印から4マスまっすぐ
11.左に4マス
12.振り返って目印までまっすぐ

となります。これをひたすら繰り返していくのが、風車型ブランチマイニングです。説明では坑道の湧き潰しを省略していますが、そちらも忘れずに。2周目までは目印の松明だけで湧き潰しされますが、3周目以降は目印の間隔が広くなりすぎるので、松明での湧き潰しが必要になります。




実際にやってみた結果

ブランチマイニングをする深さまで、階段堀りで降りていきます。

今回は、Y=11の高さでやります。
Y=11の深さ

ブランチマイニングは、Y=11の高さでやるのが基本です。ダイヤやレッドストーン、ラピスラズリ全ての貴重鉱石を狙えます。

鉱石の分布について詳しくは、こちらで解説しています。

基準の風車

Y=11に到達したら、入り口から前に4マス掘ります。一応、目印に松明も。
入口前の坑道

松明から左右に4マスずつ掘って、目印の松明を置きます。
入口前の坑道2

図の手順通り、先ほど置いた松明からさらに左に4マス掘って、目印を設置します。ここが羽の先端です。
羽部分

振り返って8マス掘り進め、松明を置きます。
8マス先の松明

目印の松明から、左に4マス掘ります。
左に4マス掘られた坑道

後ろを振り返って、8マス掘って松明を置きます。
再び後ろを振り返って8マス

同じことを繰り返して、基準の風車を完成させます。

2周目以降

基準の風車の外側を、掘り進めていきます。

羽の先端から、右に4マス、左に4マス掘ります。
右に4マス、左に4マス

振り返って、目印が出るまで掘り進めます。露出した鉱石を採取しながら進みましょう。
目印が出るまで掘り進める

掘る場所を間違っていなければ、このとき羽の先端の松明(目印)が出てきます。松明から1マスずれた場所に出た場合は、掘るブロック数を間違えているので確認してみてください。

目印から、さらにまっすぐ4マス掘ります。
目印からまっすぐ4マス、左に4マス

また後ろを振り返って、目印が出るまで掘り進め・・と繰り返します。

一周してくると、坑道がキレイにつながります。
キレイに繋がった坑道

あとは、これをひたすら繰り返すだけです。

途中でダイヤも見つけたりして、
発見したダイヤ

結構な数の鉱石が取れました。
4周してゲットした鉱石

4周したかな?3周か4周です。このくらいだとあまり感じられないですが、7周とか8周くらいになってくると、帰還が楽だということが実感できるようになってきます。

ということで、風車型ブランチマイニングの紹介でした。ぱっと見は難しそうに感じるかもしれないですが、少し練習すればすぐにできるようになると思います。普通のブランチマイニングが飽きてきたら、ぜひ挑戦してみてください。