トロッコとホッパーを組み合わせると作ることができる、ホッパー付きトロッコ。近くにあるアイテムを吸い取って、ホッパー内に格納してくれるという、非常に便利な機能を持っています。今回はホッパー付きトロッコの使い方について、詳しく紹介したいと思います。




ホッパー付きトロッコの作り方

ホッパー付きトロッコ

ホッパー付きトロッコは、トロッコの上にホッパーを配置すると作ることができます。

ホッパー付きトロッコのレシピ

トロッコ、ホッパーそれぞれで鉄インゴットが5つずつ必要なので、合計10個の鉄インゴットを使用します。なかなか高コストなアイテムですが、そのぶん便利です。

ホッパー付きトロッコの使い方

ホッパー付きトロッコは、当然ながらレールの上を走らせて使用します。
レールの上を走るホッパー付きトロッコ

近くにアイテムが落ちていると、そのアイテムを吸い取りながら進んでくれます。レールの上に落ちているアイテムだけでなく、レールから少し離れているアイテム(隣のブロックにのっているアイテム)まで吸い取ることができます。

これだけ離れると吸い取ってくれませんが、これより少し近いアイテムは吸い取ってくれます。
ホッパー付きトロッコが吸い取れる範囲

このくらいの距離なら、確実に回収してくれます。
回収できる範囲

さらに、ホッパー付きトロッコは、1つ上のブロックにのっているアイテムも吸い取ってくれます。この機能がとてつもなく便利です。

ホッパー付きトロッコの1段上のブロックに、ダイヤモンドがたくさん落ちています。
土ブロックの上に落ちているダイヤモンド

このダイヤモンドが落ちているブロックの下で、ホッパー付きトロッコを走らせると、落ちているダイヤモンドをどんどん回収していってくれます。

次々と、吸い取っていきます。
ホッパー付きトロッコに吸い取られたダイヤモンド

普通のホッパーでは、1ブロック上のアイテムは吸い取ることができません(ホッパーのすぐ上に設置された、下付きのハーフブロックに落ちているアイテムなら、吸い取ることができます)。レールに乗っている&トロッコに装着されている分、高さが高くなっているということなのかもしれませんね。

回収させないようにする方法

ある一定の区間だけは、ホッパー付きトロッコがアイテムを吸い取らないようにしたい場合は、アクティベーターレールを使います。ON信号を伝えられたアクティベーターレールの上を通過したホッパー付きトロッコは、アイテムを吸い取らなくなり、その後OFF状態のアクティベーターレールを通過すると、またアイテムを吸い取るようになります。

実験してみます。
アクティベーターレールの上を通過する実験

スイッチを押すとホッパー付きトロッコが発射し、レッドストーントーチがあるあたりで、ON状態のアクティベーターレールを通過。その後少し進んでOFF状態のアクティベーターレールを通過します。このとき、上のダイヤモンドがどう吸い取られるのかというと・・

こうなりました。
吸い取れなかったダイヤモンド

ON状態のアクティベーターレールの前までは、普通にダイヤモンドを吸い取ってくれ、アクティベーターレールを通過してからは吸い取っていません。OFF状態のアクティベーターレールを通過してからは、再度吸い取るようになっています。




アイテムの取り出し方法

ホッパー付きトロッコが回収したアイテムは、トロッコを右クリックすることで取り出すことができます。

吸い取ったアイテムが、ホッパーの中に格納されています。
ホッパーに格納されているアイテム

格納できるアイテムの数は通常のホッパーと同じく、最大64*5=320個です。

手動で取り出す他に、レールの下に設置したホッパーで吸い出すこともできます。
ホッパー付きトロッコから吸い出すためのホッパー

発着地点のパワードレールの下にホッパーを置いておけば(レールはホッパーの上にも設置可能です)、ホッパー付きトロッコがその場所にきたときに、中のアイテムを吸い出してくれます。レール下のホッパーをチェストにつなげておけば、ホッパー付きトロッコが回収してきたアイテムを、自動でチェストにしまってくれるシステムを作ることが可能です。

自動装置への組み込み方

1ブロック上のアイテムを吸い取ってくれるという機能を使えば、上の畑でアイテム化させた作物を、下のホッパー付きトロッコで回収するという装置を作ることができます。カボチャやスイカは種の植え直しが必要なく、ピストンで押してアイテム化することができるので、このホッパー付きトロッコと組み合わせて全自動カボチャ・スイカ畑を作ることができます。

例えば、こんな感じになります。
カボチャ畑

ピストンのスイッチには日照センサーを使用してあり、リピーターとコンパレーターを画像のように組み合わせて、一瞬だけ信号が出るようになっています。日照センサーが発した信号は、ピストンを伸ばすだけでなく下のトロッコも自動発車させてくれます。回収は、終着点に設置されているレール下のホッパーで行っています。

この装置は、以下の記事で作り方を詳しく紹介しています。

途中でトロッコが止まってしまうときは

ホッパー付きトロッコは、ホッパー内に格納しているアイテムの数によって、進み具合(スピード)に差が出てくるようです。途中でトロッコが止まってしまう場合は、ホッパーに入っているアイテムが多すぎるのかもしれません。

実験です。左から空のホッパー付きトロッコ、カボチャ32個入り、カボチャ64個入りのトロッコになっています。
中のアイテムの数によってトロッコの進み具合が変わるのか調査

発車させると、距離にこれだけの差ができました。
各トロッコの進み方の差

アイテムがたくさん入っていると、トロッコがあまり進んでくれませんでした。大量に運搬しなければいけない場合は、動力を伝えるパワードレールもたくさん設置する必要がありそうです。