マイクラで効率よく鉱石を集めるブランチマイニングのやり方を紹介しています。間違った高度で採掘していると、いくら掘っても狙った鉱石をゲットすることができません。時間をムダにしないためにも、ぜひこの記事を参考にしながらブランチマイニングに取り組んでみてください。




ブランチマイニングのやり方

ブランチマイニングとは、時間のかかる鉱石集めをより効率よくおこなうためのテクニックのことです。ブランチ(BRANCH)は木の枝、マイニングには採掘・掘削という意味。つまり木の枝のように坑道を掘ることで効率的に鉱石を発見しようという採掘方法です。実際にブランチマイニングをすると、洞窟などで壁に露出している鉱石を採取しているよりもはるかに効率的に多くの鉱石を得ることができます。

ブランチマイニング中のnishi。
ブランチマイニング中のnishi

実はブランチマイニングには決まったやり方はなく、「田の字型」に掘っていく方法や「風車型」に掘っていく方法など様々な掘り方があります。ここではそれらの中でも覚えるのが難しくなく、初心者でも簡単に行えるブランチマイニングの形を解説していきます。

基本的な坑道の掘り方

外周の通路を作って、その中を3マスおきに掘るのが難易度的にも効率的にもオススメです。

まずは一定の範囲でぐるっと四角く坑道を掘りましょう。
枠の坑道

上画像では横向きの坑道の長さが30ブロックくらいになっていますが、30ブロックではすぐに端にたどり着いてしまうので、実際は100~200ブロックくらいの長さでやるのがいいです。

枠が決まったら、下画像のように坑道を掘っていきます。
中の坑道

なぜこの掘り方がオススメかというと、掘った通路を引き返す必要がないからです。一本の坑道(幹)から枝を伸ばしていくような形で掘ると、幹に戻るために掘った場所を引き返さなければいけません。しかしこの掘り方なら掘った先に通路があるので坑道を引き返す必要がなく、反対側の通路に出たらすぐに隣の坑道を掘り始めることができます。最初に枠を掘る手間はありますが、採掘中は同じ道を何度も行ったり来たりしなくてすむので効率がよくなります。

あとは「どこまで掘ればいいか」がわかりやすいのもいいところです。何も考えずに掘り進めていき、通路に出たら採掘をやめればOK。「この座標まで掘ろう」などと考える必要もなく、ほとんど頭を使わずに採掘作業を行うことができます。疲れにくく、長時間作業に向いているやり方です。ただし集中力を切らしすぎると、不意をつく溶岩の出現でアイテムを全ロストしてしまうので注意が必要です(←私もやらかした)。

坑道の間隔は3マス

3マスおきに坑道を掘ると坑道からは見えない部分が出てくるため、取り逃しが心配になるかもしれません。しかしほとんどの鉱石は4個くらいの塊で生成されるので、3マスおきで坑道を掘っていればだいたいどれかが壁に露出します。実際に2マスおきに掘っても入手量はそれほど増えなかったので、効率を考えるなら3マスおきで坑道の数を増やしたほうがいいです。

慣れてくると、坑道からは見えない中央のマスの鉱石がありそうだなということもわかるようになってきます。

見えない場所に鉱石が生成されている例。
隠れた鉱石

上画像のような鉱石の配置だと通路から見えるのは2つだけですが、縦または横に2つだけしか生成されないパターンはそう多くないので掘ったときに違和感が残ります。掘ってみたけど鉱石が2つ(もしくは1つ)だったときは、周囲を掘り広げて斜めの位置に鉱石が隠れていないか探してみましょう。

坑道は2マスの高さでOK

坑道は基本的に2マス分の高さで掘り進めていけばOKです。ただY=11でブランチマイニングするときは、高さ3マスで掘ると少しだけ多くラピスラズリが入手できる可能性があります(ラピスラズリが頻出するのはY=13~16なので)。しかし採掘時間が増える割には入手量の増加が微妙なので、無理にやらなくてもよさそう。

坑道の湧き潰し

ブランチマイニングで忘れてはいけない湧き潰し。できるだけ頭を働かせず採掘に没頭するためにも、坑道内はモンスターが湧かないようにしておきましょう。地面から1つ上の高さに松明を設置する場合、10マス間隔で松明をおけば坑道を完全に湧き潰しすることができます。しかし直前に置いた松明から10マス掘り進めた先は、真っ暗でほとんど見えなくなります。

坑道の暗さ。(ビデオ設定の明るさ設定は「暗い」)
坑道の暗さ

この暗さだと鉱石を見逃す可能性があるので、湧き潰しのためというよりは明るさ確保のために、松明は5~8マスおきくらいで置いておくのがオススメです。

5マスおきに松明を設置したときの坑道の暗さ。
5マスおきの坑道の暗さ

5マスおきでもやや暗いですが、鉱石の見逃しはグンと減ります。ビデオ設定で明るさを「明るい」にするのも一つの手です。




ブランチマイニングの最適高度

ブランチマイニングを行うのに最適な高度はY=11の高さです。なぜなら貴重鉱石はY=11の周辺に生成されることが多いから。この高度で採掘することで、全種類の鉱石が入手しやすくなります。

鉱石は種類のよって生成される高度が決まっています。例えばダイヤモンドはY=1~15までの高さにしか生成されず、その中でもY=5~12の高さに多く生成されます。Y=20あたりでは、いくら掘っていてもダイヤモンドには遭遇できないので注意しましょう。

各鉱石の頻出高度は、次のようになっています。

鉱石 頻出高度
金鉱石 Y=5~29
ダイヤモンド鉱石 Y=5~12
レッドストーン鉱石 Y=5~12
ラピスラズリ鉱石 Y=13~16

Y=11に立って高さ2の坑道を掘るとY=10~13を確認できることになり(地面Y=10、足元11、胴体12、天井13)、Y=10~13はダイヤ・レッドストーン・ラピスラズリの頻出高度と重なるので、それぞれの鉱石を効率よくゲットできます。

ダイヤに狙いを定めるならY=10以下の高さでもいいですが、Y=10以下の高さには溶岩溜まりが生成されているので目の前に急に溶岩が出現する危険があります。あまり頭を使わずにサクサク掘っていくのが楽しいと思うので、基本的にはY=11の高さで掘るのがいいでしょう。

高度の確認方法

プレイヤーが立っている場所の高さは、Java版ではF3キーを押すと確認することができます。

赤線部分にプレイヤーの現在地が座標で示されています。
プレイヤーの現在地

/(スラッシュ)で区切られた3つの数値のうち、真ん中の数値がY座標を表しています。通常のワールドでは、地表(海面)の高度がY=63です。この数値が11になる場所まで、掘り下げていきましょう。

統合版(BE)の場合は、ワールドの選択画面からワールドの設定に入り、「座標を表示」の項目をONにすると画面左上にプレイヤーの現在地が座標で表示されるようになります。

統合版座標表示の設定。
BE版座標表示の設定

統合版の座標。
BE版の座標

PS4などのコンソールエディションは、地図を開くことで座標を確認できます。地図を作るのが面倒なら、地下深くまで掘り進めて溶岩湖を探せばOK。

溶岩湖の上面の高さに立ったとき、プレイヤーはY=11の高さにいることになります。
地下の溶岩湖

Y=11での採掘 vs Y=12での採掘

調べてみるとY=12でブランチマイニングをするのがいいという情報も発見できます(古い記事でした)。高さが1ブロック変わるだけなので大きな違いはなさそうな気がしますが、実際のところはどうなのでしょうか。検証してみた結果、以下のようになりました。

アイテム Y=11(個) Y=12(個) 差(12-11)
石炭鉱石 123.4 134.2 10.8
鉄鉱石 67.2 66.8 -0.4
金鉱石 17.6 19 1.4
ラピスラズリ鉱石 12 13.6 1.6
レッドストーン鉱石 78.4 67.2 -11.2
ダイヤモンド鉱石 5.6 4.6 -1

上の表の数値は、40×40の範囲で3マスおきに高さ2の坑道を掘って手に入った鉱石の数を表しています。調査地点5ヶ所の平均です。鉱石は全てシルクタッチで採取しており、鉱石を掘ったときに新たな鉱石が露出した場合はそれらも全て採取しました。ワールドを複製して(シード値による再生成ではなくセーブデータの複製)、同じ調査地点でそれぞれY=11とY=12の高さで採掘しています。

たった5ヶ所での検証なので精度に疑問は残りますが、この結果を見るかぎりではレッドストーン鉱石が減る以外はほとんど無視してもいいくらいの差しか生じないようです。ダイヤモンドだけが目的ならY=12でも問題なさそう。ただレッドストーンの入手量を考えると、やはりY=11でやっておけということになるでしょうか。鉱石で10個程度の差が出ているので、破壊してレッドストーンダストにしたときはもっと大きな差になります(レッドストーン鉱石一つから4~5個のレッドストーンダストがドロップします)。

高度別の鉱石の生成数を以下のページで調査しているので、ぜひ合わせて読んでみてください。

安全にブランチマイニングをするコツ

ブランチマイニングは細い坑道を松明などの明かりで照らしながらおこなうため、暗い空間がひろがっている洞窟内と比べると、危険度はそれほど高くありません。しかし危険が全くないわけではなく、突然襲いかかってくる溶岩によって入手した鉱石を全ロストしてしまうことも大いに考えられます。ここからは、より安全に作業するためのブランチマイニングのコツを紹介します。

地下拠点を作っておこう

本格的にブランチマイニングを始めるときは、地下拠点を作っておくとなにかと便利です。

地下拠点の例。
地下拠点の例

持ちきれなくなった鉱石を入れておくチェスト、ブランチマイニング中に鉄鉱石や金鉱石を精錬するためのかまど、ツルハシを作るための作業台があるといいです。さらにベッドを持ち込んで一回寝ておけば、万が一モンスターやマグマダイブでゲームオーバーになったときに地下拠点でリスポーンすることができ、飛び散ったアイテムも回収しやすくなります。

チェストがあれば、予備の木材や棒なども入れておけます。
チェストの中身

突然あらわれる溶岩に注意

ブランチマイニングをするにあたって最も危険なのは「溶岩」です。Y=11の高さで採掘していればY=10以下に生成される溶岩湖に直接ぶつかることはありませんが、Y=11以上の高さでも溶岩は生成されるので、壁や天井を掘ったときにいきなり目の前に現れることがあります。

目の前に現れた溶岩。溶岩は流れるのが遅いので、少し離れていれば対処可能です。
眼の前に現れた溶岩

進む方向のブロックにプレイヤーの体をくっつけて掘り進めていたりすると、こういった溶岩にダイブしてしまう危険があります。溶岩のダメージはめちゃくちゃ大きく、反応が少し遅れるとあっという間にゲームオーバーになります。キーを押しっぱなしにしてブロックに体をくっつけて進むのは楽ですが、できれば破壊するブロックからは1~2ブロックの距離をとって掘り進めるようにしましょう。天井を破壊したときにたまに落ちてくる砂利もそれで回避可能です。

またY=11付近の高度で真下堀り(プレイヤーが立っているブロックの破壊)は厳禁です。ブロックの下が溶岩だったら一巻の終わりなので、足元のブロックを掘るときは必ず横にズレるようにしましょう。

装備はきちんと整えよう

最低限、松明と食料とツルハシがあればブランチマイニングできますが、いきなり大きな空洞に出てモンスターと遭遇することがあるので、装備はきちんと整えておきましょう。

持ち物の例。
持ち物の例

武器・防具

湧き潰しができていれば坑道でモンスターと出会うことはほとんどないですが、掘り進めた先でモンスターが湧いている洞窟や渓谷にぶち当たる可能性があります。戦闘の可能性があることを考えて、鉄以上の防具を装備しておくのがいいでしょう(生身でクリーパーの爆発を受けると一発ゲームオーバーです)。武器は石の剣か、できれば鉄の剣を。採掘用のツルハシで攻撃するのもアリといえばアリですが、戦闘でツルハシの耐久値を減らすのはもったいないので攻撃用の剣を持って行きましょう。

ツルハシ

ツルハシはダイヤ一択。ダイヤのツルハシはブロックの破壊が圧倒的に早いので、作業時間を大きく節約することができます。また耐久値が高く壊れにくいので、いくつも持っていく必要がありません。そのぶん、入手した鉱石をたくさん持ち運ぶことができます。

ダイヤモンドがなければ鉄のツルハシでブランチマイニングを始めるしかないですが、ダイヤを発見したらすぐにダイヤのツルハシを作成し、そのダイヤのツルハシでブランチマイングを続けるようにしましょう。ダイヤの消費をもったいなく感じるかもしれませんが、鉄以下のツルハシを使い続けることによる時間の損失を考えるとそのほうがトータルで効率が良くなります。鉄のツルハシも作業効率は悪くはないのですが、耐久値がそれほど高くなくすぐに壊れてしまうのが問題です。石のツルハシはとにかく遅い。めちゃくちゃ遅い。

ツルハシのエンチャント

ブランチマイニングに使うツルハシには、できれば効率強化や耐久力のエンチャントを付けておきたいです。エンチャントテーブルや村人と取引できるエンチャントの本を使ってエンチャントしておきましょう。鉄のツルハシでも、効率強化のエンチャントが付与できればノーマルのダイヤのツルハシより採掘速度が速くなります。

またシルクタッチで鉱石のまま持ち帰るのもオススメです。レッドストーン鉱石やラピスラズリ鉱石は破壊すると複数のアイテムをドロップするため、インベントリを圧迫しがち。鉱石のまま運べばその心配がなくなります。持ち帰った鉱石ブロックを積み上げて、上から幸運のついたツルハシでどんどん破壊していくのも気持ちがいいです。

石のツルハシ使用時の注意

石のツルハシでブランチマイニングをしなければいけない場合は、レッドストーンやダイヤモンドなどの採取用に鉄のツルハシも持っていく必要があります。レッドストーン鉱石やダイヤモンド鉱石は、石のツルハシで破壊してもアイテム化しないからです(消失してしまいます)。鉄鉱石は石のツルハシでアイテム化できるので、手に入ったらすぐに精錬して鉄のツルハシに持ち替えましょう。

松明

地下なので掘った道は真っ暗です。モンスターのスポーンを避けるためにも、明かりを灯す松明を設置しましょう。松明をたくさん作って持って行くとインベントリを圧迫するので、木材または原木を持っていき、なくなったらブランチマイニングで手に入った石炭を使ってその場でクラフトしたほうがいいです。石炭がもったいない?大丈夫です。地下にはとても使い切ることなどできない量の石炭が存在しています。

松明はオフハンドで

松明はオフハンドで持つことができます。メインハンドにツルハシを持って左クリックで採掘しオフハンドに松明を持って右クリックで設置するようにすると、いちいちアイテムを持ち変える必要がなく効率的です。

メインハンドにツルハシ、オフハンドに松明。
メインハンドにツルハシ、オフハンドに松明

食料とシャベル

無心でひたすら掘りまくっていると、お腹がすぐに減ってしまいます。肉をたくさん持って行きましょう。ステーキが1スタックあれば、かなりの時間掘っていられます。ブランチマイニングをしているとたまに土や砂利が出てきてイラッとさせられるので、シャベルを一つ持っておくといいです。使用頻度は高くないので、無くても大丈夫ですが。

ということで、基本的なブランチマイニングのやり方の紹介でした。大規模なレッドストーン回路の設置や装備のエンチャントなどを始めると、鉱石がどんどん足りなくなってきます。その時のために、一回ガッツリと時間をかけて鉱石を集めておくことをオススメします。頭を空っぽにしながら掘りまくれるので、ちょっとしたストレス解消にもなります。

この記事で紹介したブランチマイニングのやり方に慣れたら、風車型ブランチマイニングにもぜひ挑戦してみてください。少し頭を使いますが、効率が追求された掘り方です。