マインクラフトのワールドでは、通常プレイヤーから遠く離れた場所は読み込まれず、レッドストーン回路や村人の成長、ブロックの更新などが停止します。しかし、「スポーンチャンク」と呼ばれる範囲はプレイヤーがどんなに離れても常に読み込まれていて、トラップなどを常時稼働させることが可能です。今回はスポーンチャンクの調べ方と、便利な利用方法を紹介したいと思います。




スポーンチャンクとは

スポーンチャンクとはワールドの初期スポーン地点周辺のチャンクのことで、この範囲はプレイヤーがどんなに離れても、時間が凍結することなく様々な処理が実行され続けます。残念ながら作物は成長しないのですが、アイアンゴーレムがスポーンするのでゴーレムトラップを設置しておくと非常に便利です。

スポーンチャンクで常に処理されるもの

スポーンチャンクでは、プレイヤーがどこにいても次のような処理が実行されます。

ブロックの処理

・設置した水源・溶岩源から水流・溶岩流が流れ出す。
・炎が近くの燃えるものに燃え広がる。

エンティティの処理

・ドロップアイテムの落下、水流による移動、溶岩による消失。
・プレイヤーが拾ったりホッパーで吸い取ったりしない限り、5分経過するとアイテムがデスポーンする(消えて無くなる)。
・子供の村人や動物は、大人へと成長する。また、羊は草を食べて毛を生やす。
・真下のブロックが動かされたとき、砂や砂利が落下する。
・繁殖の条件を満たしていれば、村人は増えていく。
・条件を満たしていれば、アイアンゴーレムが村の中にスポーンする。
・着火されたTNTが爆発する。
・トロッコ、ホッパー、ディスペンサー、レッドストーン回路が動き続ける。
・トロッコはディテクターレールやアクティベーターレールをONにすることができ、ピストンも伸び縮みする。

通常、プレイヤーから遠いチャンクは時間が凍結されるため地面に落ちたアイテムが時間の経過によって消えることはありませんが、スポーンチャンク内に落ちたアイテムはプレイヤーがどこにいても5分経過すると消えてしまいます。この性質を利用すれば、スポーンチャンクの正確な範囲を調べることができます(詳しくは後述)。

処理されないもの

次のような処理は、スポーンチャンク内であってもプレイヤーが遠く離れていれば、処理されません。どれだけの距離になると処理が停止されるのかは、ビデオ設定の「描画距離」の影響を受けます。

時間凍結については、こちらの記事で調査しています。

ブロックの処理

・小麦、スイカ、かぼちゃ、サトウキビ、ジャガイモ、ニンジン、カカオ豆、ビートルート、ネザーウォート、サボテン、コーラスフラワー、苗木などの植物は成長しません。
・ツタが広がらず、キノコが成長したり抜けたりもしません。
・葉っぱブロックは消滅せず、草ブロックの草や菌糸が広がっていきません。
・氷は生成されず、溶けることもありません(層状の雪も溶けない)。
・溶岩の火の粉で近くのブロックが燃えることはありません。
・光っているレッドストーンが暗くなりません。

エンティティの処理

・モンスターはプレイヤーから128ブロック離れるとデスポーンするので、そこに居続けることはありません。
・プレイヤーから240ブロック以上離れた場所には、動物などのMobはスポーンしません。
・ネザーポータルからゾンビピッグマンが出現しません。
・落雷が起こりません。

スポーンチャンクの範囲

Wikiによると、スポーンチャンクは初期スポーン地点を中心とした16×16チャンクの範囲だと書いてあります。しかし、エンティティが活性化するのはエンティティの周囲5チャンクが読み込まれているときだけのようで、実際に機能するのは外周2チャンクぶんを除いた12×12チャンクということです。

実際のスポーンチャンクの範囲。
スポーンチャンクの範囲

こうしてみると結構広い範囲です。ブロックで数えると192×192ブロック。アイアンゴーレムトラップは25×25ブロックくらいの広さがあれば作れるので、十分な広さです。

図で表示すると、以下のようになります。
スポーンチャンクの図

基本的には、初期スポーン地点を含むチャンクの北西の角を中心とした12×12チャンクの範囲が、常に読み込まれる範囲だと考えていいと思います。最初に中心となる点を探したら、そこから斜めに6チャンク進んで角に目印を建てるという方法で範囲を調べましょう。

初期スポーン地点の位置によってはスポーンチャンクの範囲が13×12チャンクになることも多々あります。範囲を正確に割り出したい場合は、以下に紹介する方法で調査してみてください。

方角の確認方法

ちなみに方角は、F3キーを押すと確認することができます。

Facingが、プレイヤーの向いている方角です。
方角の確認方法

North:北
East:東
West:西
South:南

東はX座標が大きくなっていく方向で、南がZ座標が大きくなっていく方向です。

スポーンチャンクの変更方法

スポーンチャンクの範囲は、初期スポーン地点が移動すると変わります。サバイバルモードの場合は初期スポーン地点を変えることはできませんが、クリエイティブモードならsetworldspawnコマンドで初期スポーン地点を好きな場所に変更することができるので、スポーンチャンクの場所を変えることが可能です。




スポーンチャンクの探し方

スポーンチャンクの範囲を知るためには、スポーンチャンクの中心となる点を探さなければいけません。その点の場所は、初期スポーン地点を含むチャンクの北西の角。まずはコンパスを使って初期スポーン地点を見つけましょう。

コンパスの使い方については、こちらで詳しく説明してます。

初期スポーン地点の割り出し

スポーンチャンクの範囲は広いので、実際は初期スポーン地点のだいたいの位置がわかっていればそれだけでスポーンチャンクの恩恵を受けることはできます。しかし正確な位置がわかったほうがなにかと作業しやすいと思うので、コンパスを使って調べておきましょう。

次のようにして調べます。

1.コンパスの針が真上を向いている状態で前進し続ける
2.針が真上を向くように方向を微調整しながら進み、針がクルッと下に回ったらストップ
3.針が回ったあたりをウロウロしながら、初期スポーン地点を割り出す

コンパスの針が指し示す方向に進み続けると、初期スポーン地点を過ぎたときに針がクルッと回ります。針が回ったらゆっくり動きながら方向を確認していくと、コンパスが指し示している「点」を見つけることができるはずです。

点があるのは、ブロックの中心ではなくブロックとブロックの間です。
初期スポーン地点

この点が初期スポーン地点です。実際はこの点から20×20ブロックの範囲にスポーン&リスポーンします。この点を含むチャンクの北西の角を、スポーンチャンクの中心として範囲を調べていきます。

初期スポーン地点を簡単に知る方法

初期スポーン地点はワールドによって決まっているため(同じシード値のワールドなら、ほとんど同じ場所から冒険が始まる)、ワールドを再生成してゲームをスタートし、F3キーで座標を確認すれば初期スポーン地点のだいたいの位置を知ることができます。クリエイティブモードで再生成すればすぐにコンパスが使えるので、正確な座標を知ることも可能です。初期スポーン地点から遠く離れた場所で活動していて、どこまで移動すればいいか見当もつかない・・という場合は、試してみるといいかもしれません。

スポーンチャンクの端の確定

初期スポーン地点がわかったら、常に動かしておきたい装置をその近くで作ればいいだけので、スポーンチャンクの端(スポーンチャンクと普通のチャンクの境界)を正確に知る必要はありません。しかし、スポーンチャンク内に余計なものを作りたくないという場合は正確な範囲を知っておく必要があるので、調べていきましょう。

チャンク境界線の表示

まずは、チャンクの境界線を表示しましょう。チャンクとはマインクラフトのワールドを構成する16×16ブロックの範囲のことで、F3キーとGキーの同時押しで境界線を表示することができます。

チャンクの境界線。
チャンクの境界線

この境界線は、スライムチャンクやスポーンチャンクの調査時に使えます。いちいち16ブロック数えなくてもチャンクの範囲がわって便利です。普段は周りの景色が見づらくなるだけなので、非表示にしておきましょう。

目印を建てる

境界線を表示したら、初期スポーン地点を含むチャンクの北西の角に、目印となるブロックを積み上げます。

中心の目印。砂や砂利にしておくと、あとから崩すのが楽です。
中心の目印

次は中心の点から斜めに6チャンク進んでいき、中心の点から最も遠い角に目印を建てます。
角の目印

同じことを4方向繰り返せば、スポーンチャンクの範囲が目で見てわかるようになります。ここまでできたら、念のために次は本当に常時読み込まれているのか、実験してみましょう。

読み込みの実験

プレイヤーから遠く離れたチャンクは読み込まれなくなる(時間が凍結される)ので、地面に落ちたアイテムは5分経過しても消えません。しかし、スポーンチャンク内に落ちたアイテムは、プレイヤーがどんなに遠くにいても5分後には消えてなくなります。この性質を利用すれば、スポーンチャンクの正確な範囲を調べることができます。

境界線付近でアイテムをばら撒き、1000ブロック離れて5分以上放置してから戻ってみます(たぶん直線で500ブロック以上離れれば大丈夫です)。
ばら撒いたアイテム

戻ってみると、境界線に沿って消えていました。
境界線にそって消えるアイテム

これを四隅で繰り返せば、スポーンチャンクの正確な範囲がわかります。このとき、建てた目印にそってアイテムが消えていない場合は、スポーンチャンクの範囲が12×13チャンクの可能性があるので、1チャンク先の境界線で同じ実験をやってみてください(初期スポーン地点の位置によっては、13チャンク読み込まれることもあるようです)。

ゴーレムトラップを建設しよう

スポーンチャンクの使い方として真っ先に思いつくのは、ゴーレムトラップの常時稼働です。ゴーレムトラップは完全放置で鉄インゴットを入手できる非常に便利なトラップですが、まとまった数の鉄インゴットを入手するには時間がかかるという弱点があります。スポーンチャンクで常時稼働させておくことができれば、その弱点を補うことができるというわけです。さっそく作ってみます。

ゴーレムトラップの作り方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

拠点のすぐ横がトラップに

サバイバルワールドのスポーンチャンク内に、ゴーレムトラップを建設してみました。
ゴーレムトラップの位置

このワールドはスポーンチャンクをまったく意識せずにいろいろと作ったので(当時はスポーンチャンクの存在を知らなかった)、トラップのすぐとなりが拠点という位置関係になりました。このトラップは無事稼働してくれていますが、もし拠点に村人がたくさんいる場合は、ゴーレムトラップとの距離がある程度離れている必要があるので注意してください。

しかし、何をやっていてもどこにいても、鉄が勝手にたまってくれるというのはスゴイ。まだネザースター手に入れてないけど、ビーコンの土台も難なく作れそうです。

スポーンチャンク利用上の注意

スポーンチャンク内を大きく発展させてしまうと、マイクラの動作が常に重くなる可能性があるという点には注意が必要です。たくさんの村人や動物をスポーンさせたり、レッドストーン回路をいくつも動かし続けたりすると、プレイヤーが全く違った場所を冒険しているときも動作が重くなってしまいます。

スポーンチャンク内に村人を大量発生させると、遠くはなれた位置に行ってもモッサリした動きになってしまいます。
大量の村人

アイアンゴーレムトラップ1機程度ならあまり影響はありませんが、スポーンチャンク内の設備は必要最小限のものにしておくのが無難です。あまり作り込みすぎないようにしましょう。

ということで、スポーンチャンクの調べ方と便利な使い方の紹介でした。作物が育ってくれないのは残念ですが、どこにいても鉄が勝手にたまってくれるというのは大きなメリットです。ぜひスポーンチャンク内のトラップ建設に挑戦してみてください。




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