1.18がリリースされて1週間ちょっと。いろいろ試してみたので、以前のバージョンからの大きな変更点をまとめました。鉱石分布やモンスターのスポーン条件の変更など、影響が大きいアップデートになっています。




マイクラ1.18アップデートはいつ?

マイクラ1.18洞窟と崖アップデート第二弾は、2021年11月30日(日本時間12月1日)にリリースされた大型アップデートです。1.17でおこなわれた洞窟と崖アップデートの第二弾。前回のアップデートは2021年6月9日だったので、約6ヶ月の期間があいてのアップデートとなります。

1.18ゲーム画面

ちなみに次期アップデートである1.19についても、少しずつ情報が出てきています。1.19はThe Wild Updateということで、マングローブの木やカエル、オタマジャクシなどが追加される予定です。ウォーデンというアイアンゴーレムより一回り大きい体のモンスターも登場するということで、今から楽しみです。




マイクラ1.18はどんなアップデート?

絶景

マイクラ1.18は洞窟と崖アップデートの第二弾ということで、洞窟や山の作られ方が1.17以前とは大きく違っています。雲より高い山の山頂付近に鉱石が生成されるようになったり(鉱石分布も変わっています)、地下にたくさんの鉱石が露出する巨大な空洞ができたり。「絶景」と言えるような景色がたくさん作られるようになって、これまでとはまた違った冒険を楽しむことができます。

洞窟の様子が大きく変化

1.17ではシングルバイオームでしか見ることができなかった鍾乳洞や、繁茂した洞窟といったバイオームが、オーバーワールドで生成されるようになっています。どちらも広範囲におよぶバイオームになっていて、地下の雰囲気がガラッと変わりました。

繁茂した洞窟には、粘土ブロックが大量に生成されます。
繁茂した洞窟

ウーパールーパーは、繁茂した洞窟の粘土ブロックの上でスポーンするように変更されています。

鍾乳洞。廃坑とくっついていることもあります。
鍾乳洞

大きな空洞で柱のあるチーズ洞窟、細長くて帯水層があることもあるスパゲッティ洞窟、プレイヤーがギリギリ通れるか通れないかというくらい細いヌードル洞窟など、これまではなかった形の洞窟が生成されるようになっています。

チーズ洞窟に生成された廃坑。
チーズ洞窟に生成された廃坑

チーズ洞窟は大規模な空洞になることも少なくなく、多くの鉱石が露出しています。すみずみまでチェックしておきましょう。

1.17まではY=11の高度に溶岩湖が生成されていましたが、1.18からはY=0以上では帯水層(地下湖のようなもの)が生成されるようになりました。Y=0以下では水が溶岩に置き換わります。

帯水層。これまでも似たようなものがありましたが、さらに大きく深いです。
帯水層

アメジストジオードがY=30以下で生成されるように変更になっています(1.17ではY=0~70の高度で生成されていた)。

限界高度、マイナス高度の拡張

1.17まではY=256までとなっていた、ブロックがおける限界高度がY=320にまで拡張されました。さらにY=-64までのマイナス高度にもワールドが生成されるようになり、より広い領域を冒険できるようになっています。

ブロックが生成される高度が変わったことによって、鉱石の生成される高度(Y座標)も次のように変化しています。カッコ内はもっとも多く生成される高度です。

鉱石 ~1.17 1.18~
石炭鉱石 1~131(5~52) 0~256(96)
鉄鉱石 1~67(5~52) -63~72、78~256(256)
銅鉱石 1~96(48) -16~112(48)
金鉱石 1~33(6~28) -63~32(-16)
ラピスラズリ鉱石 1~33(13) -63~64(0)
レッドストーン鉱石 1~15(5~12) -63~15(-63)
ダイヤモンド鉱石 1~15(5~12) -63~16(-63)
エメラルド鉱石 1~32(1~31) -16~256(256)

最もよく生成される高度は、設定上の数値です。実際はY=256に近づくとブロックの数が少なくなって、Y=-64に近づくと岩盤によって鉱石の生成が減ります。各鉱石のくわしい生成率は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

鉄鉱石と銅鉱石については、「鉱脈」とよばれる大量の鉱石群を生成することがあります(鉄はY=0以下、銅はY=0以上で)。鉱脈には鉱石と一緒に鉄の原石ブロックや銅の原石ブロックが生成されるので、運良くみつけることができたら周りを掘り広げてみるといいです。

新たなバイオームの追加

山岳系のバイオームとして、次の6つが追加されました。

バイオーム 特徴
草地(Meadow) 山のふもとなどに生成され、タンポポやヒナソウ、ヤグルマギク、ポピーなど多くの花が咲く。平原の村とピリジャーの前哨基地が生成されることがある。
林(Grove) 木の多いバイオームに隣接する山の斜面に生成される。ウサギ、オオカミ、キツネなどがスポーンし、ピリジャーの前哨基地が生成されることがある。
雪の斜面(Snowy Slopes) 平原や雪のツンドラに隣接する山の斜面に生成される。スポーンするのはウサギとヤギのみ。イグルーやピリジャーの前哨基地が生成されることがある。
尖った山頂(Jagged Peaks) 雪、雪ブロック、石に覆われた山頂。ヤギのみがスポーンし、ピリジャーの前哨基地が生成されることがある。
凍った山頂(Frozen Peaks) 雪、雪ブロック、氷、氷塊に覆われた山頂。ヤギのみがスポーンし、ピリジャーの前哨基地が生成されることがある。
石だらけの山頂(Stony Peaks) 石、砂利に覆われた山頂。方解石の帯が生成されていて、動物はスポーンしない。ピリジャーの前哨基地が生成されることがある。

草地。
Meadow(草地)

林。
林(Grove)

雪の斜面。
雪の斜面

尖った山頂。
尖った山頂

凍った山頂。
凍った山頂

石だらけの山頂。
石だらけの山頂

山頂系の3つのバイオームは、Y=256に近い高度まで伸びていることがあります。背の高い山では、鉄鉱石が多く手に入るチャンス。銅の鉱脈に出会う可能性もあります。

また、次のバイオームは、バイオーム名が変更されました。locatebiomeコマンドで探すときは注意が必要。コマンド入力時に表示される候補から選ぶと間違いがないです。

旧バイオーム名 新バイオーム名
Tall Birch Forest(巨大シラカバの森) Old Growth Birch Forest
Giant Tree Taiga(巨大樹のタイガ) Old Growth Pine Taiga
Giant Spruce Taiga(巨大トウヒのタイガ) Old Growth Spruce Taiga
Snowy Tundra(雪のツンドラ) Snowy Plains
Jungle Edge(ジャングルの端) Sparse Jungle
Stone Shore(石の海岸) Stony Shore
Mountains(山岳) Windswept Hills
Wooded Mountains(森のある山) Windswept Forest
Gravelly Mountains(砂利の山) Windswept Gravelly Hills
Shattered Savanna(荒廃したサバンナ) Windswept Savanna
Wooded Badlands Plateau(森のある荒野の高原) Wooded Badlands

1.18からはオーバーワールドの生成方法が変わっていて、より高低差の大きい地形やなめらかな地形が生成されやすくなりました。その影響もあり、従来は個別のバイオームとして存在していた以下のバイオームが削除されています。

  • Badlands Plateau(荒野の高原)
  • Bamboo Jungle Hills(竹林の丘)
  • Birch Forest Hills(シラカバの森の丘陵)
  • Dark Forest Hills(暗い森の丘陵)
  • Deep Warm Ocean(暖かい深海)
  • Desert Hills(砂漠の丘陵)
  • Desert Lakes(砂漠の湖)
  • Giant Spruce Taiga Hills(巨大トウヒのタイガの丘陵)
  • Giant Tree Taiga Hills(巨大樹のタイガの丘陵)
  • Gravelly Mountains+(砂利の山+)
  • Jungle Hills(ジャングルの丘陵)
  • Modified Badlands Plateau(変異した荒野の高原)
  • Modified Jungle(変異したジャングル)
  • Modified Jungle Edge(変異したジャングルの端)
  • Modified Wooded Badlands Plateau(変異した森のある荒野の高原)
  • Mountain Edge(山麓)
  • Mushroom Field Shore(キノコ島の海岸)
  • Shattered Savanna Plateau(荒廃したサバンナの高原)
  • Snowy Mountains(雪山)
  • Snowy Taiga Hills(雪のタイガの丘陵)
  • Snowy Taiga Mountains(雪のタイガの山)
  • Swamp Hills(沼地の丘陵)
  • Taiga Hills(タイガの丘陵)
  • Taiga Mountains(タイガの山)
  • Tall Birch Hills(巨大シラカバの丘陵)
  • Wooded Hills(森のある丘陵)

これらの地形が完全になくなったわけではなく、1.18からは似たような地形が新たな生成方式によって作られるようになっています。

モンスターのスポーン条件変更

そして地味に大きく影響する変更点が、モンスターのスポーン条件の変更です。モンスターが明るさレベル0の場所でのみスポーンするように変更されました(1.17までは明るさレベル7以下でスポーンしていた)。

少しでも光があると、モンスターがスポーンしません。
エンチャントテーブルの明るさ

1.18からJava版でもエンチャントテーブルがレベル7の明るさを発するようになっているので(統合版ではもともと光っていた)、エンチャントテーブル近くの光源は必要ナシ。湧き潰しは楽になりますが、モンスタートラップなどは構造によっては見直しが必要です。

マイクラ1.18アプデその他の変更点

1.18アプデその他の変更点

進捗の変更

次の4つの進捗があらたに追加されました。そのうち3つは、1.18の新要素を使った進捗になっています。

進捗 達成条件
洞窟と崖 Y=320からY=-63までゲームオーバーにならずに落下する
ふるさとの気分 オーバーワールドでストライダーに乗り、溶岩の上を50ブロック移動する
星の商人 建築限界高度で取引をおこなう
サウンド・オブ・ミュージック 草地バイオームでジュークボックスを鳴らす

また、「ウサギのように軽く」の前提が「良い夢見てね」に変更され(1.17までは「冒険」だった)、さらに「冒険の時間」の達成に必要なバイオームが、新しく追加されたバイオームをふくむ次の50個に変更されています。

  • Badlands(荒野)
  • Bamboo Jungle(竹林)
  • Beach(砂浜)
  • Birch Forest(シラカバの森)
  • Cold Ocean(冷たい海)
  • Dark Forest(暗い森)
  • Deep Cold Ocean(冷たい深海)
  • Deep Frozen Ocean(凍った深海)
  • Deep Lukewarm Ocean(ぬるい深海)
  • Deep Ocean(深海)
  • Desert(砂漠)
  • Dripstone Caves(鍾乳洞)
  • Eroded Badlands(侵食された荒野)
  • Flower Forest(花の森)
  • Forest(森林)
  • Frozen Ocean(凍った海)
  • Frozen Peaks
  • Frozen River(凍った川)
  • Grove
  • Ice Spikes(氷樹)
  • Jagged Peaks
  • Jungle(ジャングル)
  • Lukewarm Ocean(ぬるい海)
  • Lush Caves(繁茂した洞窟)
  • Meadow
  • Mushroom Fields(キノコ島)
  • Ocean(海洋)
  • Old Growth Birch Forest
  • Old Growth Pine Taiga
  • Old Growth Spruce Taiga
  • Plains(平原)
  • River(河川)
  • Savanna(サバンナ)
  • Savanna Plateau(サバンナの高原)
  • Snowy Beach(雪の砂浜)
  • Snowy Plains
  • Snowy Slopes
  • Snowy Taiga(雪のタイガ)
  • Sparse Jungle
  • Stony Peaks
  • Stony Shore
  • Sunflower Plains(ヒマワリ平原)
  • Swamp(沼地)
  • Taiga(タイガ)
  • Warm Ocean(暖かい海)
  • Windswept Forest
  • Windswept Gravelly Hills
  • Windswept Hills
  • Windswept Savanna
  • Wooded Badlands

設定項目「演算距離」の追加

ビデオ設定に「演算距離」の設定が追加されました。演算距離は処理をおこなう範囲を変更できる設定で、演算距離の範囲外ではエンティティや液体などが更新されなくなります。

描画距離の下に表示されています。
演算距離の設定

演算距離を短くしておくことでCPUへの負荷をおさえることができます。スペックの高くないPCを使っている場合は、演算距離を短くすることで描画距離をのばしても快適にプレイできる可能性あり。すぐに試してみるべき設定項目です。

構造物の生成

ダンジョンがY=0以下の高度で多く生成されるようになりました。スペクテイターモードで地面にもぐってみると、かなりたくさん発見することができます。

地下のダンジョン。
地下のダンジョン

深層岩の領域ですが、ダンジョンの周りは丸石なのでけっこう目立ちます。

化石が深層岩の領域に生成されるとき、石炭鉱石ではなく深層ダイヤモンド鉱石と一緒に生成されるようになりました。化石を探すモチベーションがアップする変更です。

すごい!これは見つけたらテンションがあがります。
化石についたダイヤモンド鉱石

そのほか、「荒野バイオームで廃坑が生成される高度がこれまでより高くなった」「砂漠の寺院が水の上に生成されなくなった」などの調整が入っています。

Mob関連の変更点

1.18では新しいMobは追加されていませんが、1.17で追加されたMobやもともといたMobのスポーン条件や行動が次のように変化しています。

Mob 変更内容
ウーパールーパー 1.17では「自然生成された石で囲まれた水たまり」にスポーンすることになっていましたが、1.18からは繁茂した洞窟の粘土ブロックの上にだけスポーンするようになりました。
ヤギ 1.17では山岳バイオームにスポーンしていましたが、1.18からは雪の斜面、尖った山頂、凍った山頂でのみスポーンするようになりました。
ウマ、ラバ、ロバ 他の動物と同じように、金のニンジン、金のリンゴ、エンチャントされた金のリンゴを手に持ったプレイヤーを追いかけるようになりました。
ラマ 干草の俵を手に持ったプレイヤーを追いかけるようになりました。
ヴィンディケーター、ピリジャー、エヴォーカー、イリュージョナー、ラヴェジャー 子供の村人を襲わなりました。
ドラウンド 鍾乳洞でもスポーンするようになりました。
タラ、サケ、フグ、熱帯魚、イカ、イルカ Y=50~64でのみスポーンするようになりました。熱帯魚だけは、繁茂した洞窟で高度にかかわらずスポーンできます。
ヒカリイカ Y=30以下でのみスポーンするようになりました。

ブロック・アイテム関連の変更点

エンチャントテーブルがレベル7の明るさをもつようになりました。統合版では以前から明るさ7だったので、Java版が合わせたかたちになります。

グロウベリー、コンブ、ねじれツタ、しだれツタが、ハサミによって成長を抑制することができるようになりました。先端にハサミを使うことで、それ以上伸びなくなります。好みの長さにそろえておくことができるので、建築に使いやすくなりますね。

天候サイクルに関しても変更がありました。1.17まではベッドで寝ると天候サイクルがリセットされていて、定期的に寝ているとなかなか雨や雷雨になりませんでした。しかし1.18からは、晴れのときにベッドで寝ても天候サイクルがリセットされなくなり、雨や雷雨にそうぐうしやすくなっています。

ステータス効果の表示方法も変更されました。1.17まではインベントリの左側に表示されていましたが、1.18からは右側に表示されています。

ということで、マイクラ1.18アプデの変更点まとめでした。1.17と合わせての洞窟と崖アップデートということで、1.16以前と比べるとワールドの景観に大きな変化があります。鉱石分布も変わっていて、ブランチマイニングのやり方も変えなければいけません。もう一度新鮮な気持ちでプレイできると思うので、サバイバルから遠ざかっていた人も、ぜひ冒険してみてください。